60歳で家を建てる

60歳で家を建てる

著者:湯山重行 発行:2016/03 毎日新聞出版

 

読んでいて、ピピッときたのは、

やりたいこと、やらなきゃいけないことが思い浮かんだら、やればいいのだ。P34

西武池袋線の入間市駅から徒歩で20分のところに、「アメリカの郊外にあるような街並み」が突然と現れる。「ジョンソンタウン」というその場所には、(後略)P36

玄関を開けると、建物の奥の壁までが見通せる30坪ほどの空間が広がった。いわば格納庫の一戸建て平屋バージョンといったところだ。屋根に沿った勾配のある天井は高く、所どころに置かれた観葉植物が間仕切り壁の役割をしていた。P37

(拙著『500万円で家を建てる』に登場するTOFUハウスのことだ)P45

その経験で感じたのは、家をコンパクトに造ったほうがその後の人生のメリットを多く享受できるのではないかということだ。P47

日本の人口減少問題をプラスにとらえ、その恩恵を少しずつ享受する。20XX年、政府の英断で、都市計画をゼロからやり直す「第二次列島改造計画」が実施される(もちろん妄想だ)。P80

比較的低コストで浴室を格段にリッチにする、お勧めの組み合わせを紹介しよう。バスタブから下だけの「ハーフユニットバス」という商品がある。P118

敷地の一部に「草の生えない固まる土」を敷くのもよいだろう。土とセメントを配合したハイブリッドな製品で、質感は土そのものだ。P126

使わない部屋は早々と傷んでくる。P137

次の家には今の家の良いところを持ってゆく P138

K氏は建築模型士で、(中略)電話で依頼があったそのクライアントは、家を取り壊すにあたって、何も残らなくなってしまうのは忍びないと、「思い出の家」を模型にして残したいと言ったのだそうだ。P139,141

60歳で建てるなら、信頼できる建築士と(中略)そこはきちんと住宅専門の建築家がいる建築士事務所に依頼するのが得策であろう。P142~143

高気密・高断熱住宅は、上手に住めば抜群の快適性を誇る。ただし、それはエアコンあっての高気密・高断熱住宅なのだ。P146

気持ちよさを感じる理想の天井高はどれほどなのか?あれこれ吟味した結果、私がたどり着いた結論が3~3.5メートルだった。P149

法隆寺の修復で有名な故・西岡常一棟梁は言った。「癖というものは何も悪いもんやない。うまく使ったらそのほうがいいということもありますのや。人間と同じですわ。癖の強いやつほど命も強い。癖のない素直な木は弱いし、耐久年数も短いですな」P210

どんなに調教されても真っ直ぐ走れず、斜めに走ってしまう「斜行馬」を見つけた。(中略)決められたルールの中では、斜行することがマイナスになってしまうのだが、その馬にとっての個性は斜行するのが唯一無二の特技なのかもしれない。だとすれば、調教という名の去勢をされ、普通の群れの中で勝負させようとするのがどだい無理な話だ。(中略)さよならのウインクをし、走り去ればいい。自分だけのフィールドで勝負すればよいのだ。馬群に埋もれない生き方---リスクも大きいが、彼にはきっと爽快な人生が待っているに違いない。P211~212

 

ここ最近は仕事で、2階建ての家を取り壊し、平屋建ての家に建て替えるケースに続けて携わっています。子供が巣立った後の夫婦がこれからも住む家として、コスパ的に、古い家の耐震診断をしてリフォームするぐらいなら平屋建ての小さな家を新築したほうがいいという判断です。著者が提唱する 60HOUSE は、そのとおりだと思いました。『500万円で家を建てる』も読んでみたいですね。

(2018年の28冊目)

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