カリフォルニア物語 1

カリフォルニア物語1
著者:吉田秋生
発行:1979.11
小学館フラワーコミックス

海街diary、ラヴァーズ・キスを読んで、他の吉田秋生作品をもっと読みたくなり、古い作品を新刊で検索すると当作の文庫がありましたが、文庫版は絵や文字が小さくて老眼には厳しく・・・(笑)、やむなくコミック版の古本を全巻セットで購入しました。古本のいい香りがします。落ち着くなぁ。

作品は40年前にコミック化されたもので、ページを開くと今日の吉田氏の作風のルーツが感じられます。今よりはずっと粗削りな表現の中に、若かりし吉田氏のその後へと続く勢いを感じます。

当時の僕は13歳の中学1年生で、吉田作品はまったく知りませんでしたね。

吉田作品についていろいろ調べていて、なんと!僕の大好きな 片岡義男 作品の文庫の表紙絵 と アニメーションキャラクターのデザインを手掛けていることがわかった。僕の書棚に34年も前から吉田作品があったんだと嬉しい驚き!

こうしてあらためて見てみると、吉田作品ですね~。

ボビーに首ったけ
著者:片岡義男
発行:1980.10(1985.2-14版)
角川文庫

ボビーの表紙絵は、記憶の深層に残っていました。ラヴァーズ・キスを読みはじめたときの懐かしい感じは、今思うとボビーの表紙絵から来ていたのかも知れませんね。

ボビーをつかまえろ
著者:片岡義男
発行:1985.2
角川文庫

『ボビーをつかまえろ』の巻末には、吉田氏と片岡氏の対談が掲載されています。読み直してみようかな。

『カリフォルニア物語』1巻の巻末には、別冊少女コミック1977.11月号増刊掲載の『悪魔と姫ぎみ』が収録されています。こちらも楽しい作品ですよ。

(2019 年の 8 冊目)

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