北条氏康の家臣団

09:北条氏康の家臣団

戦国「関東王国」を支えた一門・家老たち

著者:黒田基樹 発行:2018/12 洋泉社歴史新書

黒田氏の著作は、2019.7.7の記事の『百姓から見た戦国大名』以来の2冊目です。

関東の城跡は、小田原北条氏との関係抜きでは語れないので、小田原北条氏に詳しい黒田氏の著作は、戦国大名としては全国区では割と地味な扱いに甘んじている小田原北条氏関係の歴史本として、とても読み応えがありました。

僕の住んでいる辺りは、北条氏照さんとの関係が深い地域で、有名なところでは滝山城跡、小さいところでは高月城跡など他多数の城跡があります。

昔の武門の偉い人達の名前は、幼名、通名、実名などあって、改名したりもするもんだから、読んでいて同一人物の名前が時代によって変わっていって、著者は一般読者向けに易しく解説してくれているのですが、登場人物の多さもあって、なかなか頭に入ってこなかったりもしますが、それでも読み進めていくと、既知の武将や何度も出てくる有力家臣の名前はなんとなく頭に入るものです。

昔の人達は15才ぐらいで成人(元服)したわけですが、今の15才と比べると精神年齢は遥かに高かったでしょうね。今でいう15才の子供が子供でいることを許されなかった時代。人生50年時代。

ただ、生きてゆくことだけで、いまとは比べものにならない困難と緊張を要した時代。

歴史本を読むと、現代とは比較にならない困難な時代に生きた人達の息吹が感じられるようで、勇気や活力を貰えたりするんですよね。現代と変わらない問題を発見したりもして、親近感を感じたりも。

黒田氏は1965年生まれで、僕より少し年上で、著作は読みやすく書かれています。難しく書かれた専門的な著作もあると思いますが、小田原北条氏研究の第一人者として著名な先生ですし、他の著書も是非読んでみたいと思います。

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