サイクル野郎3,4

サイクル野郎3 雪国の旅はつらいの巻
著者:荘司としお 発行:1975/3 少年画報社

サイクル野郎4 東北ドジ旅行の巻
著者:荘司としお 発行:1975/5 少年画報社

古いコミックスの楽しみの一つにカバーとか後ろの方に出ている広告がある。望月三起也 の『ワイルド7』『最前線』,松本零士 の『銀河鉄道999』,柳沢きみお の『すくらんぶるエッグ』,作:牛次郎 画:水島新司 の『輪球王トラ』など、懐かしい作品や知らなかった作品の広告などは、時代を感じたり、むしろ新しさを感じたり、表現スタイルの違いなども面白いですね。

(2018年の36,37冊目)

終戦の日 と 遊就館

人間魚雷「回天」

七月の末、近くに来た折りに、九段の靖国神社にお参りし、隣接する遊就館を訪ねました。

特攻により、自らの命を守るべき愛する人達の為に捧げた隊員を想うと、目頭が熱くなりました。

艦上爆撃機「彗星」終戦間際には特攻機へ

20歳前位の年頃のまだ幼さの残る隊員たちが子犬を抱いて笑顔の和をつくっている『出発直前の陸軍特別攻撃隊 第72振武隊員』の有名な写真を見ると、やりきれない気持ちになりました。

先の大戦でお亡くなりになった方達に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。尊い犠牲の上に いま があるのですから。

ロケット特攻機「桜花」

やはり、あらためて残念に思ったのは、この遊就館という施設は、特攻を讃美しているのではないかと感じたことでした。未曽有の国民の命を失い国家を瓦解させた負け戦の指揮官達を誇らしげに奉っているのもどういうことなのだろかと疑問に思いました。

指揮官達の多くはとても優秀な方々で人望も厚く心から尊敬できる人達だったと思います。しかし、結果として戦争に敗れ、建国以来の多くの国民の命を失い、国は焼かれ、解体されてしまいました。その結果責任は重大なのではないでしょうか。靖国神社といえば日本を代表する英霊を祭る神社だと思いますが、先の大戦の指揮官達を一般の兵士たちと一緒に祭っていることに違和感を覚えます。

特攻という理不尽な〝事実上の命令〟を受けて、愛する人のいる祖国防衛の為に出撃され散っていった隊員の皆さんには心から感謝申し上げます。

特攻を命じた指揮官達の多くは「あとから必ず俺も特攻で出撃するから」と言って、隊員達に「必ず死んで来い」と送り出しておきながら、終戦を迎えるやいなや「命令はしていない、あくまで隊員たちの自主的な志願だった」などと責任を回避して、生き延びた者も多くいると聞きます。

未来ある若者の命を理不尽な命令で奪っておきながら、命じた者は責任を回避して生き延びる・・・。現在を生きる僕には当時の状況はわからない。わからないけど、国家的な特攻作戦自体は今後あってはならないし、結果責任として、その指揮官や推進者達を、国家的な施設で讃美してはならないと思う。そう感じた。

現実は、残念ながら戦争はなくならないし、平和を守る為に軍隊は必要。先進国で軍備のない国はありません。有史以来、世界は戦争ばかり。でもやはり平和が一番だし、第一に守る努力をするべき。それが英霊たちに対する今を生きる僕たちの務めなのではないかと思いました。

この時代に投資家になるということ

この時代に投資家になるということ
著者:正田圭 発行2018/6
SEIKAISYA SHINSYO

駅の書店でたまたま手にした本。パラっとめくって、『皆が迷っている時代なのだと思います。(P10)』、『社員がお金を出し合って社長に給料を支払うという仕組みです。(P69)』に惹かれ、若い人の本、読んでみるかと買ってみました。

 

企業や会社経営はまぎれもなく「投資」です。(P13)

人間の幸せとは、どれだけ周りを幸せにしたか、(P15)

金銭的なリターンだけでなく、「環境や社会を改善することが期待される会社へ投資する社会的インパクト投資」に関心を持っているのもミレニアム世代富裕層の大きな特徴です。(P33)

労働をすれば時間は拘束される。その割に実入りが少ない。こうした傾向は、今後ますます強まるでしょう。(P48)

自分のリソースを全力で活用して利益を出すしか、生活を成り立たせていく道はなくなるのです。(P55)

会社と労働者は永久に利益相反関係から逃れることはできません。(P57)

労働者は農耕採集民族、投資家は狩猟民族(P64)

視点が8割(P89)

成長可能性のあるコミュニティを見つけて参加する(P151)

自分の身の回りのものの仕組みや構造を意識して(P156)

ライフスタイルを変えたいなら、「コミュニティ」から変えましょう。(P198)

投資対象だとみんながまだ思っていないもの(オルタナ資産)を見つけて、投資していく時代です。(p202)

 

読んでみて、僕が気になった部分は、本のなかではオーソドックスな部分ですかね。いかんせん読み手は僕ですから、理解を超えてる部分は拾えませんし、せいぜい僕の理解できる少し先の部分に触れられてる気がするだけの感じでしょうか。でも、若くて有能な方の著した本は面白くて刺激的ですし、若い人から学べるのは楽しいね。

(2018年の35冊目)

POCKET LOUPE

ちょっと違う業界の図面を勉強しています。

CADデータとA3に縮小された紙の図面を見ているのですが、老眼で(笑)・・・、文字が小さくてよく見えない・・・。

なので ルーペ を買ってみることにして、深夜に瑞穂のドン・キホーテさんへ。

3F売場のサービスカウンター?の店員さんに「拡大鏡ありますか?」って聞いたら、丁重に案内してくれました。ありがとう。

携帯したいと思ったので、スライドしてカバーに収まるタイプのやつを選びました。

昔は小さい字だってよく見えたんですけどね~。

ずっと視力は1.5で、目だけは良かったんですが、この頃は少々視力が弱ってきてまして、小さな文字を見るのが辛いのです。CDジャケットの歌詞なんて、「嫌がらせかよ」と思えるほど(笑)読み辛くて・・・。

早速ルーペで縮小された図面を覗いてみると、よく見えるじゃん!なになに、

Φ75(外径93.00㎜)FCD.NS L=15.3m DPO0.90~1.30m

(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

「見えるぞ!私にも敵 が見える!」と、赤い彗星のシャアように?つぶやいてみる。シャアさんと僕とは 誕生日 だけ は一緒なんだけどね( ´艸`)。だけね。だけ。

ついに、ルーペのお世話になるときが来たか・・・。

来たね!

KSR110 弦月号 F-TIRE,R-BRAKE PAD,ENGINE OIL 交換

7/29

Kawasaki KSR110 弦月号の走行距離は、67189km。フロントタイヤ,リアブレーキパッド&フルード,エンジンオイルを交換します。

フロントタイヤ 交換前
IRC MB99 100/90-12 49J

 

フロントタイヤ 交換後
IRC MOBICITY SCT-001 100/90-12 59J

MB99は廃版、同等の後継品へ。

前回のフロントタイヤの交換は、記録によると 2014.5.18 の 46202km で、20987km 走っての交換となります。ちょっと走りすぎですね。スリップサインギリギリですし、グリップも落ちているでしょう。

 

左:リアブレーキパッド 交換後 RK

右:リアブレーキパッド 交換前 純正

前回のリアブレーキパッドの交換は、記録によると 2014.7.13 46989km で、20200km 走っての交換となります。よく走りましたが、パッドの残りとしてはギリギリセーフです。とはいえ効きを考えるともっと早い交換が望ましく、そろそろローターも交換すべきですが、次回としました。

 

前回のエンジンオイルの交換は、2018.4.1 64534km で、2655km 走っての交換となります。僕的には適切な交換サイクルです。WAKO’s から A.S.H VSE に銘柄を変えました。やはり新しいエンジンオイルは滑らかで、微細なエンジンノイズも減った感じです!

以上、あきる野市の オートショップ スクエア さんにて作業をしていただきました。

試運転という感じで愛機で街を流します。なんとなく足が向いたのは、横田基地。ちょうど僕の大好きな輸送機 C-5 GALAXY が離陸するところでした。

エンジン出力を大きく上げて、停止状態から巨体を前に推し出して、滑走路を力強く疾走し、フワッと浮き上がるまでの迫力のシーンは、何度見ても鳥肌がたってしまうほど感動的。全長75m 全幅68m 全高20m 自重170t 最大離陸重量380t 。こんな巨大な輸送機を1973年から130機も製造し、現在も50機体制で運用しているって、すごいことですよね。やはり補給や輸送体制こそが、地味ですが軍隊の要ですし、僕は興味があります。

C-5 GALAXY が飛び立った後、基地沿いで小休止。

試運転の感じは、フロントタイヤを交換すると操縦性が変わりますね。寝かせた状態での安定度が増しました(安定度が戻った?^^;)。シフトアップやダウンの感触がよくなりました。明らかにエンジン回転のフィーリングがよくなりました。音も少し品よくなったかも。

長く乗ってると、消耗品の交換、破損や故障個所の修理など、いろいろあるんだけど、そういうのとかをたくさん乗り越えていくと、いつのまにか、もはや手放せない相棒になってる(笑)。

サイクル野郎 1,2

サイクル野郎1 日本一周旅行出発の巻〈東京出発編〉
著者:荘司としお 発行:1974/8 少年画報社

サイクル野郎2 前途多難の巻
著者:荘司としお 発行:1974/12 少年画報社

1971 ~ 1979 年まで 少年キング に連載され、自転車漫画のさきがけとなった作品らしいです。このコミック全37巻は、義兄から「読んでみれば」とダンボール箱入りでお借りしたものです。お借りして箱入りのまま暫く時間が経過してしまいましたが、ついに読み始めました。

1971 ~ 1979 年といえば、ちょうど僕の小学生時代がすっぽり入る連載期間ですが、不思議と本作品は、おぼろな記憶しかないんですよね。ホント不思議です。小学生の中頃にミヤタの五段変速のセミドロップハンドルの自転車に乗っていたし、

その後はロードマンブームにも乗りましたし、本作品で語られている自転車ブームでしたが、何故か本作品の記憶はおぼろなんです。不思議です。小学生当時の漫画作品を思い返すと『サーキットの狼』とか『ガキデカ』とか『トイレット博士』とか『恐怖新聞』とか『ゼロの白鷹』とかはピンと来るのですが・・・・・・。

でもおかげで、本作品サイクル野郎は、新作として読めるとともに、作中のエピソードから時代背景を楽しめるし、きっと間接的に本作品の影響を当時の僕達は受けていたような気もします。

義兄さん、もうしばらくサイクル野郎をお借りします。読みはじめたら、面白くて懐かしくて途中じゃ止められないっす(笑)。伝説的な名作を貸してくれてありがとうございます。

(2018年の32,33冊目)

人類資金Ⅵ

人類資金Ⅵ

著者:福井晴敏 発行:2014/2

講談社文庫

 

読んでいて ぐっと きてしまったのは、

恐れを知らぬ者は愚か、恐れを知ってなお奮い立てるのが本当の勇気。友にするなら、勇気あるものを選べ (P29)

間違うだけの自由を日本は最初から与えられていなかった。アジア一の先進国になったのは、欧米資本が試用した新しい支配形態のモデルケースになったため。ドルの買い貯めも、石油の中東依存も、すべて戦勝国が立てた道筋にして、(中略)欧米資本の意向だ。与えられた環境の中で発展させられたというだけで、自分ではなにも決めてはいないし、なにも手に入れていない。(P41)

戦後の〝ヤミ〟の中で培われてきた仕組み、日本を独立国家たらしめる取り決めの数々は、復興と高度成長の熱が去ったあとでは欺瞞とごまかしの堆積としか見えず、かと言ってそれを変える手立ても自由もありはしない。(P42)

奴らの奴隷を三十年も続けてきた日本には、危機に対処する国力を持つという発想すらない。(P47)

倫理も道義も麻痺させられた実験国家であるがゆえに、資本の暴走にいち早く順応した日本。(P73)

 

物語も残すところあと一巻となってしまいました。福井さんの作品は、物語のストーリー自体が面白いのはもちろんですが、背景的な描写や解説がとても長く、勉強にもなるし楽しめるんですよね。解説の長さでは大好きな大藪晴彦(代表作:汚れた英雄など)作品が思い浮かびますが、『亡国のイージス』では大藪晴彦賞も受賞されていますし。第Ⅶ巻はどうなるのかな・・・先程本屋さんに注文しました。楽しみだな。

(2018年の31冊目)

卓上扇風機の故障と修理

7月2日の記事 復活 卓上扇風機くん の Fair Wind 扇風機 ですが、プラスチックが溶ける匂いがするようになり・・・異常発生。本体背面モーターカバーに熱はなく異常なし。コード途中のスイッチを手に取ると熱い・・・異常確認!

ひっくり返すと、なんと溶けてる!!!

分解すると焦げてる。スイッチの寿命だ。

古い機器にはパーツの寿命はつきものね。

ちょっとガタついてるなとは思ってたよ。

スイッチを交換しなきゃ・・・深夜だし、

ドンキの多摩瑞穂店へ行くも無し・・・。

翌日にイオン日の出ノジマに行くと、

ありました~、スイッチ、やった~!

Panasonic WH5403WP

ベター3A中間スイッチ 平形コード用

古いスイッチを外し、配線の皮むきをし、

締める向きに配線を巻いてネジを締めて、

完成しました。

スイッチONで快調に回転し始めました。

嬉しいね。古い扇風機ですが大切に使いたいです。こうした小さなトラブルは、ないに越したことはありませんが、バイクや車や自転車もそうですが、古いものを使い続けるにあたっては仕方がない部分でもあるのかなと。放置すれば危険だし、異常を察知して乗り越えられたら、愛着も出て楽しいよ!

あと、自分で対処したことは、楽しみも含めて自己責任です。

プロに任せる。新しいものに買い替えるのも、いいと思うよ。

ガチャガチャ 合掌 ?

軽めの昼食を買いに行ったとき、ふと、

ガチャに目が留まる・・・合掌?

可笑しくなって久しぶりに200円投入。

おお~っ狙ってた芝犬が出てきた!

かわいい~っお盆休みらしくていい!

職場パソに鎮座してもらいました。

 

僕ら世代の子供の頃は、確か20円ぐらいで、スーパーカー消しゴムのガチャガチャをやりました。タイヤの下に瞬間接着剤を塗って抵抗を減らし、BOXYのボールペンのバネをダブル又はペンを切り詰めたりして強化、チューンナップして速力や飛距離を増したり(笑)、ピーキーになったマシンのコントロールを競ったり。車種、色、レアもの、当たりで大きいのが貰えたり、子供心をうまく捉えた商品企画には、いま思っても脱帽ですね。

あれからうん十年、テレビでやってたけど、空港の国際線カウンター近辺には、訪日外国人が日本を離れる前に日本円硬貨を落としてもらおうと、ものすごい数のガチャが設置してあった。

グリコのおまけとか、ガチャとか、限られた条件を逆手にとって、アイデアを次々に具体化して商品化。一つ一つは小さなビジネスだけど、お客様と楽しさや満足感を共有し、それを積み重ねて広げてゆくことは、面白いなと改めて思う。

面白いことって、気づいてないだけで、実はたくさんありますね。