自分が変わる 靴磨きの習慣
著者:長谷川裕也 発行:2017/11 ポプラ社
日曜深夜の岡田准一さんのラジオ番組に著者がゲスト出演していました。話が面白くて。今時、若者が、路上で靴磨き職人はないよな・・・と。しかし、著者は行列のできる靴磨き屋として有名になり、その後、南青山に靴磨き専門店を開設、数多くの著名人を顧客に持つそうです。2017年には、ロンドンで開催された「靴磨き世界大会」で優勝し、靴磨き世界一の称号を得たとのこと。凄いですね。
いろいろな職業があるけれど、斜陽産業といわれるようなものでも、やる気とアイデア次第では、可能性があるんだなと思いました。どんな分野が伸びるかということも大切ですが、目の前の仕事はどうすれば伸びるかという視点の積み上げも、身近な部分で大切なのではと思いました。なかなか見えないけどね。
読んでいて、ほほ~・・・と思ったのは
ただ、「乱れ髪でも、靴がピカピカなら一流に見える」という面白い法則については、ぜひ頭にとどめておいてください。(P10)
足元から人を元気にできる。
人が元気になれば世界は変わる。
足元から「革命」を起こせるのではないかと心から思いました。(P13)
人の脳は慣れていないことに対して、実際よりも多くの労力や時間がかかると感じるようにできているものです。(P35)
靴にこだわるから、仕事で成功するのか。
仕事で成功するから、靴にこだわることができるのか。
私は前者であるような気がしてならないのです。(P77)
きっと靴を、あなたを見極める判断材料の一つとしています。(P115)
「安い靴は不経済だからね」(P131)
靴磨きには停滞していた気持ちを明るくし前向きにする力があるんだなと、改めて思い知ります。
「とびきりいい靴を履きなさい。いい靴を履いているとその靴がいいところへ連れて行ってくれる」
ヨーロッパにはこのようなことわざがありますが、(P133)
しかし私は、男性が靴磨きをきっかけに、ポジティブなスパイラルを自ら作り出されたような気がしてならないのです。(P141)
具体的な靴のブランドを挙げるのなら、「スコッチグレイン」(日本製)や「ジャランスリウァヤ」(インドネシア製)といったメーカーがおすすめです。(P183~184)
足元から気を遣うようになれば、運勢が上向くかなぁ!
でね、人を判断する時って、実はけっこう足元見てるよね。
実際、尊敬できる人って、靴はきれいにしてる人が多いしね。
(2018年の20冊目)