前川國男邸を観に行くポタリング

5/26 11:40 Dwarf galaxy 号 (BS SNEAKER LIGHT SNL163) で出発!
拝島駅付近から、玉川上水沿いを進みます。

12:05 Coffee Koma の看板で路地に入ってみたらお休みでした。
営業日は水木金土らしい。緑でお店がよく見えない。気になる!

 

12:10 赤茶けた洋瓦の軒の深い切妻屋根、薄黄色の外壁、
ほどよく手入れされた緑溢れる庭が美しいと思う。

 

12:15 間口の狭さを楽しんでいるような塔屋と玄関が面白い!

 

12:20 見た瞬間、ハッとして、とても悲しい気持ちになりました。
木造のアパートのようですが、避難されて無事なことを祈ります。
これだけ燃えても木の構造部材は表面は炭化しても残っています。
例えば外壁に木の柱が出ているデザインでも防火構造となります。
柱などの構造部材は燃え残りますが、板材等は燃えてしまうので、
特殊な加工を施したもの以外の板材は、防火構造とはなりません。
黄色い壁の部分はモルタル塗りで、残って延焼を防いでいますが、
茶色い戸袋部分辺りはモルタルがなく、燃え落ちているようです。
一般的に、戸袋の部分は防火構造になっていないことが多いので、
注意が必要です。心配な方は調査されてみてはいかがでしょうか。
この防火構造は、延焼を防ぐのに有効で、写真でも明らかですね。

※ 防火構造の構造方法(建設省告示第1359号)(国土交通省告示第541号)
板張りでも土塗真壁造等で告示の基準を満たせば防火構造となりえます。

 

12:30 木と万年塀のせめぎ合い・・・この木 誰の木 気になる木 ♪

 

13:05 昭島の下水道処理水が活用されている話は聞いてたけど、
腑に落ちないけど、水温がどうかと思うけど、うん、魚がいた。

 

13:15 建て貼りのボーダータイル シャープな切妻屋根 コーナー出窓
センターの凸部 左右対称が、古典とSFちっくな和洋折衷が面白い。

 

13:25 真っ白い板張り調のアメリカンハウスな雰囲気が素敵です。
裏庭のキノコ状の木がポツンとアクセントになっていてかわいい。

 

13:35 お店みたいにお洒落な家。色も庭木とコーディネートで。
これで壁面緑化されたら・・・ジブリの世界かも、なんて想像。

 

13:45 いろりの里 懐石料理 のお店。竹林がいい感じですねぇ。
パンフレットによると、蒸気機関車🚂が料理を運ぶるらしい。
誰かと一緒に来たいね (⋈◍>◡<◍)。✧♡ 。誰だ 誰だ 誰だぁ~♪

 

13:40 小平水衛所跡にて小休止。

「さあ出掛けよう 一切れのパン」 などと口ずさみながら昼食。
食パンを焼いて、チーズ&マヨ ・ マーガリン&ジャム 二つ折り。
もちろん自分で用意してみた(笑)。なに!不美味そうだとぉ!
被害妄想被害妄想・・・いいの、「さあ出掛けよう」で来たの!

 

14:00 こういうの大好き!

 

14:10 小平の秋葉神社さん。素敵なお社ですね。

 

14:20 江戸東京たてもの園に到着。久しぶりに来たなぁ~。
5/19 の記事で、巨匠:建築家 前川國男 の名前を思い出しました。
なので、江戸東京たてもの園に移築の前川國男邸を見に来ました。
久しぶりに観に来たのですが、やはり、釘付けになって・・・。
やはり、素晴らしい建物で、この建物を見る為だけに来ました。

訪れる皆々様が、「素敵なお家ねぇ~」と申されていました。

この建物が建築界に与えた影響は計り知れないものがあります。

住宅というか、小屋というか、格納庫というか、わくわくですね。

案内員さんの説明で、レプリカを造った人がいるというのも納得。
僕だって造りたいと思いますもん!土地と資金があったらね~!
ないけど・・・まったく・・・。

一見の価値はあります。すごい建物です。是非見てください。

 

デ・ラランデ邸というララランドみたいな名前の家。お洒落。

 

東屋だと思ったら、高床式の倉庫・・・UFO部分が倉庫です。

 

 

15:50 前川國男邸と近辺の数棟の建物を観て、
江戸東京たてもの園を後にしちゃいます。
又来ます。前川國男邸(実は気軽に言えない程の巨匠で超大御所)。
前川國男邸復元工事報告書を入手したので、読みたいと思います。

 

16:20 東小金井駅近の海風っていう沖縄料理のお店でしょうか。
さり気に奥の苔むした建物もいい感じです。素敵な小屋ですね。

 

16:30 ・・・来ちゃった、スタジオジブリ。凄いラピュタみたい。

 

16:40 五日市街道&玉川上水沿いの くすの樹 というコーヒー店。
昔、来たなぁ~、2~30年前ぐらいかなぁ~。今度、寄りますね。
ルパン三世が走り降りそうな尖塔がお洒落ですねぇ。

 

16:50 五日市街道から多摩湖自転車道に入ります。
思っていたより、折りたたみ自転車にも走りやすい道でした。
歩いている人も多いのでスピードは出せませんが。
小虫の集団が大量発生していて、花粉用のメガネをしていて良かった。
眼に入ったら、最悪ですから・・・入っちゃうんだよねぇ、小虫って。
あと、激走の通学女子高生ママチャリが多くて、道に活気があった!

17:55 多摩湖南岸の鹿島橋を渡ります。

 

19:05 後半は少し急ぎ足でしたが、無事に帰ってきましたよ~。

雨が降ってきたら電車で帰ろうと輪行バックを持参したけど、

降られなくてよかった~!本日は57kmほど走りました。

小さい自転車って面白いわ、やっぱ!

では又ね~(@^^)/~~~

東急世田谷線

5/23

休暇をとって、所用で世田谷区役所と渋谷区役所に出向きました。
東急世田谷線に久しぶり乗ったけど、お洒落になっててびっくり。
車両や三軒茶屋駅も、ヨーロッパの鉄道のミニチュアみたいです。
普通に女性の車掌さんもいいし、うん、世界の車窓から、みたい。

去年に亡くなった大正生まれの祖母の改製原戸籍謄本を取得して、
京都に生まれて激動の昭和を生き抜いた祖母の人生に少し触れて、
この人が頑張ってくれたおかげで僕ら家族が存在するんだなぁと、
手書きで縦に書かれた公的な記録を見ながら祖母に感謝しました。

人類資金Ⅴ

人類資金Ⅴ

著者:福井晴敏 発行:2013/12 講談社文庫

 

読んでいてビリビリと〝しびれて〟しまったのは

行ってみて初めてわかる事々はある。(P19)

でも、それを実現するには、ぼく自身が確信できるなにか・・・・・・自分で自分に証明できるなにかを見つけなければならない。(P21)

まだ電話をかけたこともない後発国の人々、世界の半数以上を占める人々の中に、先進国のそれと同じ割合で才能が存在しているのだとしたら。(P23)

この世界から後発国や貧困がなくなり、全部が完全に市場化されたら、次はこの空の向こう、宇宙に飛び出していったっていい。思えば、叶わぬことはない。(P69)

利子ってのは、将来価値の先取りだ。常に貸出金額より返済金額の方が多くなる。その分は、将来的な利潤活動から・・・・・・極論すれば他の誰かから奪ってこなければならない。(P110)

シンガポールでは参謀本部の強硬な主張に屈し、華僑虐殺事件を承認した。(P150)

善良であったはずの個人が、国家・組織の論理に捕らわれた瞬間に悪を為す。組織人としての責任が、個々に課せられた道義的責任を圧倒して悪行を強要する。(P150)

ポツダム宣言の執行機関であるGHQの使命は、軍政日本帝国を民主国家・日本に生まれ変わらせることにあった。軍隊の解体、思想・信仰・集会及び言論の自由を束縛するあらゆる法令の廃止、財閥解体と農地解放に代表される民生化政策。これらの施策は、既存の日本政府機構を利用する関節統治の形で実施され、長い戦争で精神的にも物質的にも困窮の極みにあった日本人は、彼らの施策を砂漠に降る慈雨のごとく受け入れた。(P168~169)

植民地主義に成り代わる新しい支配形態の実験台になった、その結果として戦後の繁栄があるとするなら、そこに日本人の主体的意志は存在しない。すべて借り物、押しつけられたシステムの中で泳がされてきたのが日本という国家であり、おれという人間だ。(P190)

(2018年の26冊目)

自転車でちょいとちょいと

5/20 午後、Dwarf galaxy号 でちょいとお買い物。

十字路の交差点脇を斜めに突っ切る旧道敷き。
探せば街中には結構あるんですけど、
鎌倉街道だったり、軽便鉄道軌道敷跡だったり、水路跡だったり。
その脇に大木が鎮座していたりすると、
この木はずっとこの場所の歴史を見てきたんだなぁなんて思うと、
人間の何世代分にも渡る生命の長さに畏敬の念を感じますよね。
区画整理も再開発も、そこらの平凡な郊外なら駅前だけでいい。
頭が市町村単位で街並み整備を考えるのは、時代遅れだと思う。
せめて各都道府県内で数ブロックに分けて、整備するべきかな。
郊外の古い道路や街並みは、そのままでいいんじゃないかな。
人の疎らになった空き地を、宅地から畑へ戻してはどうかな。
で、ひとの集まる地域をブロックで考えて再整備する。
人の疎らな公共インフラは維持管理の効率が悪いので。
なんて、思うこともある、真面目に・・・。

昨日使ってしまったパンク修理剤を補充しに。

本屋さんに、人類資金Ⅵを注文。

自転車さんに、Galaxy Ⅱ 号のタイヤ&チューブを注文。

仕事で関係する工事の進捗状況の確認に現場に立ち寄ったり。

気持ちいいよ。5月の多摩サイは。緑って素晴らしいね。

7kmほど走ったよ!

自転車でフラフラ

小屋 もしくは 小屋的な建物 に目がいくようになった

さりげなく建っているのがいい
いかにも奇抜でデザインしたというのではなく

緑 と 小屋 と 人 と 心地よい関係があるといい

5/19 自転車でフラフラしてみる

妻面を長辺にして1階軒桁からの切妻屋根
2階は小屋裏テイスト溢れる造作であってほしい
巨匠:前川國男を思わせるシルエットはなかなかのもの

 

空き家かな・・・といった風情ですが
さり気に長辺方向が妻面になっていて
下屋のテラスは半ば朽ち果てているけれど
剥げた白いペンキ と 庭先の樹木 と 雑草 がいい感じです
誰か住んでリフォームされるといいのに

 

青い空 白い雲 煙突 緑のスレート屋根
2階は小屋裏風 白い外壁 白枠の上下窓と両開窓
庭先の樹木 白い木柵 芝混りの砂利敷 綺麗な家だね

 

迫力のある屋根はまるで滝のよう お寿司屋さんです!

 

ノコギリ屋根の大きな工場だって
並木越しに見るとなかなか美しい光景に見える
緑の チカラ ってすごいね と 思わずにはいられないなぁ

 

小屋裏がどうなっているのか気になる

 

背の高い植樹帯があると街並みが豊かになるね

 

なんて気ままに Galaxy Ⅱ 号 で走っていたところ、

路地を曲がったら、愛機の挙動がおかしい・・・?

停まってみると、前輪が潰れ気味・・・パンクだ!

タイヤを調べると小さな亀裂が入ってる。

異物は刺さってない。鋭利なものを踏んだな。

やば、予備チューブ持ってきてない・・・ガサゴソ、

じゃ~ん、これで応急処置だね。家まで走れれば!

仏式に英式のアダプターをつけて、パンク修理材(byダイソー)注入!

シュワーっと白い泡がちょっとはみ出した。

タイヤの亀裂からも白い泡がちょっと出た。

しばらく様子を見て、うん、一応空気は入ったし抜けてない。

ゆっくり安全運転で家路を急ぎます。近場でよかったし。

無事に帰宅。(´▽`) ホッ 前輪を外す。

タイヤの亀裂はこんな感じ。

チューブの穴はこんな感じ。白いのはパンク修理材。

愛機も購入してから5年、タイヤもゴムが劣化してるので、

前後輪ともチューブとともに交換することにします。

パンク対策グッズは必ず携行しようと実感しました。

13kmほど走りました。

中村好文 小屋から家へ

中村好文 小屋から家へ
著者:中村好文
写真:雨宮秀也
発行:2013/04
TOTO出版

 

読んでいて 気になったり 同感だなぁと思ったり したのは、

鴨長明の方丈(P16)
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの小屋(P18)
猪谷六合雄の小屋(P20)
立原道造のヒアシンスハウス(P24)
高村光太郎の小屋(P28)
堀江謙一のマーメイド号(P32)

皆川 その胎内的な落ち着き具合が、小屋のとても大事な要素かなと。(P210)

皆川 小屋って、自分の気持ちと対話をしながら、自分自身を見つめなおす場所なのではないかということを、僕も強く感じました。(P211)

中村 僕は、小屋的な建物を見たり、そこに入ったりすると、「こういう場所こそが人のすまいの原型なんだ」という想いに取りつかれてしまうんです。(P212)

中村 (前略)「ひとつ屋根の下」という感じはぜひ欲しい。(P213)

風景に寄り添う小屋(P214)

皆川 窓枠によって外の見え方という切り取られ方が違っていますね。(P215)

中村 建築素材は、原則として古びたとき美しくなるものを使うようにしていますが、(P216)

中村 その味わいを愉しめるクライアントと一緒に仕事をしたいですね。(P217)

中村 住めるか住めないかは別にして、小屋や小屋的な建物を見るとけっこう血が騒ぎます(笑)。(P221)

中村 面積や予算などのハードルがいくつもあるからいいんだと思います。(P224)

中村 ヨットやキャビンの内部みたいな感じでしょう?(P224)

皆川 やっぱり、小屋は住宅とは違う。自分にとってのもうひとつのスペースとしての小屋は、人生でいろいろな経験をしてきて、好きなものとか自分の癖もあって、それだけを集めてもいい場所にしたい。小屋にはそういうことの意味というものが、あると思います。
自分が小屋に求めるものは、今までの自分というものをギュッと圧縮して、「自分にはこれだけで十分です」というものを小屋の中に持ってきて、ほかの付随するものは小屋以外のところに置いておいて、という住まい方なのかもしれません。(P226)

中村 たとえばヘンリー・デイヴィッド・ソローの小屋とか、高村光太郎の小屋とか、鴨長明の方丈とか、ああいう孤高の小屋へのあこがれが僕の中にはあるのかもしれない。(P227)

中村 小さな螺旋階段で上っていく(P231)

中村 「屋根裏部屋」と「小屋」とは、双子の兄弟と言ってもいいかもしれない。(P232)

玄関と台所を結ぶ道線に特別な「こだわり」(P235)

 

(2018年の25冊目)

移動を車→自転車 気になるものを停まって見る

移動を車から自転車にすると、
街中で見た気になったものを、
すぐに停まって見やすくなります。

立川市内の住宅。
ハーフ八角形の弓形の下屋部分は、どんな部屋なのでしょう。
外壁と窓廻りの納まりが美しく、円形窓がとても上品ですね。

 

あきる野市内の住宅。古い建物なんですが、
設計者はどなたなのか、気になる建物です。
僕の第一印象は、巨匠:白井晟一っぽいなぁと・・・。

 

あきる野市内の住宅。やっぱり住宅は切妻がいいね。
ハーフ八角形の弓形の部屋部分は、どんな感じなのでしょう。

 

移動を車から自転車にして、寄り道追加な感じのポタリングですが、
心にも身体にも気持ちよく、結果として程よい運動になるのでした。

32km程走りました。

自転車で気ままに

日曜日の午後などに、自転車で、街をフラフラしていると、面白い建物に出会うことも。

住宅だと思うけど、建物の大きさと玄関廻りが、不思議なバランス。

 

美術って文字があるから、芸術家の住む作品だね。どんな人かなぁ。

 

かわいい戸建て住宅の、出っ張りの内側はどうなっているでしょう?

 

酒場のログハウス。建物が傷んでいても、なんか味わいがあるね~!

 

ちょいとフラフラしただけでも発見があったり。目につくのは豪邸などではなく、割と小さな家とか、不思議な家とか、かわいい家とかですかね。

最近、家が面白くなってきた。たくさんの気になる家を見たいです。

どうにかなる、何とかなる。

小さな神社があります。

たまたま 車で前を通ったすると、良い言葉が書いてあるんだよねぇ。

沈んだ気持ちが上向いたり、忘れてた大切なことを思い出したり。

その言葉に、多くの人達が、元気を貰っているに違いないと。

祠の小ささも含めて、庶民に寄り添ってる感じがいい。

これからもずっと、素敵な言葉をお願いします。