ハゲタカ

ハゲタカ

2007年の2月から3月にかけて放映されたNHKのドラマです。

DVD6枚を一気に鑑賞しました。

続編の映画版のハゲタカを先に観ていたので、スムーズに観れました。

なるほど、こういういきさつがあったのかと、納得できました。

ドラマを観ていると、実際にあった社会的な出来事が、思い出されました。

鷲津政彦役:大森南朋さん
外資ファンドの代表、通称〝ハゲタカ〟。

芝野健夫役:柴田恭兵さん
銀行エリートで、不良債権処理を進める。

三島由香役:栗山千明さん
テレビ局の記者で、企業乗っ取りを追う。

西野 治役:松田龍平さん
乗っ取られた旅館の息子で後に起業する。
冷たい凶器のようで、面影がありました。

志賀廣太郎さん、嶋田久作さん、中尾彬さん、宇崎竜童さん、菅原文太さん、大杉連さん、松重豊さんらの脇役陣は本当に豪華で、もう皆さん揃っての出演は叶わないのですよね。

なかなか、こういうドラマは民放ではできないですよ。

さすがNHKといったところでしょうか。

素晴らしい作品でしたが、

下請けやリストラが切ないですね・・・。

鉄道について話した。

57:鉄道について話した。
著者:市川紗椰
発行:2020/3
集英社

J-WAVEのTRUME TIME AND TIDEというラジオ番組を、移動の車中でよく聞くようになり、ときどき鉄道のお話しをされていて、その探求心と博識ぶりに感銘を受けていました。毎週聴いているうちに、その美声と得意分野に、すっかりファンになってしまいました。

ファンになってから思ったのですが・・・お美しい方ですね。

僕も好きな鉄道についての本を買ってみました。

読んでいてグッときたのは、

惹かれてやまない理由のひとつが、「電車は日常で出会える一番大きいメカだから」。(中略)見るたびに機械好きな私の目が輝きます。(P018~019)

私の夢は〝自分で路線を造ること〟だと確認しました。その際は、山手線の新駅(高輪ゲートウェイ駅)の公募で落ちた「車両センター跡」などの駅名をつけて、夢の鉄道を造ります。(P059)

東海道本線で運行されている湘南ライナーの一部の時間帯の列車は、貨物専用のルートを通るので、私も朝早くからこの列車に乗って貨物の気持ちを味わったりしていました。(P067)

このように、さまざまな再利用の形が考えられる鉄道車両。私だったら、焼き肉屋をやりたいですね。煙もくもくのなか、鉄道の車内で焼き肉が食べられるなんて最高じゃないですか?(P077)

私がここ数年、ずっと気にかけているのが「国鉄103系電車」の行く末です。(P093~094)

また、国分寺駅と立川駅の間に造られたことから、両方の文字を取った「国立駅」の例に倣うと、(P107)

いっそのこと「追浜駅」→(後略)(P115)
( ´艸`)

ジョイント音、発車メロディ、車内アナウンス、ブレーキの緩解音と、鉄道にまつわる音はすべて味わい深いですが、やはりモーター音は別格です。(P122)

素晴らしい!鋭いお言葉です。

読んでいて、僕は 市川紗椰さん や 多くの子供達 のような鉄道好きを乗せている〝車両の気持ち〟になってみました。なんか嬉しくなっちゃうし、一生懸命に走っちゃうよね!きっとね。

古い鉄道車両の活躍の場所がありますように、と僕も思います。

僕は詳しくはないけど貨物列車が好きです。貨車を引く機関車の孤高な感じがいいのです。夜の貨物ターミナルでの警笛音も痺れます!

市川紗椰さんがラジオパーソナリティーを務める日曜午後のNHK-FMの×(かける)クラシックを聴きながら。

新聞記者

新聞記者

2019年6月公開の日本映画。

素晴らしい作品でした。

監督は藤井道人さん。

原案は望月衣塑子さんと河村光庸さん。

出演は、
吉岡エリカ(記者)シム・ウンギョンさん
杉原拓海 (官僚)松坂桃李さん
杉原の妻     本田翼さん
吉岡の同僚    岡山天音さん
杉原の先輩    高橋努さん
杉原の元上司   高橋和也さん
  〃   の妻 西田尚美さん
吉岡の上司    北村有起哉さん
杉原の上司    田中哲司さん

望月衣塑子さんといえば著名な新聞記者。
小説も書かれるとは、知りませんでした。
今度、原案の小説も読んでみたいですね。

この映画は、何の予備知識もなく、
レンタルDVD屋さんで選んだ作品です。

映画を観ていて、
実際に起きている事件が頭に浮かびます。

組織と、その歯車の個人の正義について、
考えされられた作品でした。

現実のインターネット上での批判合戦も、
他人事であればこそ好き放題に書けるが、
自分たちのリアルな出来事であるならば、
もちろん僕も組織の論理に従うだろうと。

たとえ黒くても、上からの指示があれば、
白に灰色にしてしまうんじゃなかろうか。
組織や家族の為とか自分に言い聞かせて。

保身というのは生きる本能だと思います。
でも、どこかに一線が、あるのだと思う。
その一線がどこなのか、問われていると。

最後は、腹を括って為すべきことを為す。
そういうことなんだろうなと思いました。

シム・ウンギョンさん、素敵な方ですね。
よくぞ、日本映画に出てくださいました。
日本の女優の悔しがる姿が浮かびますよ。

松坂桃李さんの演技に将来の大器を見た。

タレントだと思っていた本田翼さんを、
初めて女優さんだと意識いたしました。

北村有起哉さんと田中哲司さんの、
バイプレイヤーぶりに感銘いたしました。

よい映画は、考えさせる余韻があります。

テーマを与えていただいたようで、感謝。

これならできる! 有望株の選び方

56:これならできる! 有望株の選び方
著者:鈴木一之
発行:2014/1
日本経済新聞出版社

古書店さんで手にしました。

気になったことは、(著者の髪型も♡)

マット・セト『天才少年投資家マット・セト108の法則』三木茂・堀之内朗監修・翻訳、1996年、日本短波放送 (P12)

ウィリアム・J・オニール『オニールの相場師養成講座』古河みつる訳、2004年、パンローリング (P22)

メアリー・バフェット、デビッド・クラーク『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』井出正介・中熊靖和訳、2002年、日本経済新聞出版社 (P38)

ピーター・リンチ『ピーター・リンチの株式投資の法則』酒巻英雄訳、1994年、ダイヤモンド社 (P39)

プラスチック、非鉄金属、鉄鋼製品、セメントなど、シクリカルセクターに属する各企業の製品はそれぞれに異なっています。しかしこれらの産業には一様に、自らの努力だけでは売り上げを伸ばすことができないという収益上の共通点があります。(P63)

ローレンス・A・カニンガム『バフェットからの手紙』増沢浩一監訳、2000年、パンローリング (P72)

そのために銅の値段の動きは、世界の経済状態をストレートに映し出すものとして指標的な役割を果たしています。(P85)

シクリカルセクターへのアプローチの第一歩は、何をおいてもまずその業界、その企業の手がけている製品や原材料の価格動向を追いかけることです。(P87~88)

「株価は景気に少しだけ先行する」からさらに論を進めて、「株価の中でもシクリカルセクターはさらに少しだけ先行性がある」(中略)「炭鉱のカナリア」としてのシクリカルセクターはおおいに威力を発揮してくれることになるでしょう。(P91~103)

ベンジャミン・グレアム、デビッド・L・ドッド『証券分析』関本博英・増沢和美訳、2002年、パンローリング (P119)

ブルース・グリーンウォルド他著『バリュー投資入門』臼杵元春・坐古義之訳、2002年、日本経済新聞出版社

森生明『MBAバリュエーション』2001年、日経BP社

バランスシート上で負債の額と自己資本の額とのバランスを常に考慮すること、これがバリュー株投資では最低限求められるリスク回避の方法です。(P149)

PBRを用いたバリュー株投資の戦略はただ1つ。財務内容の良い企業を業績悪化に乗じて底値付近で買って、あとはPBRが1.0倍の水準を回復するのをじっと待つだけです。(P158)

ウォール街の相場格言にもあります。「うまく買えれば半分売れたも同然」。(P164)

ジム・ロジャーズ『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』林康史・望月衛訳、2006年、日経ビジネス人文庫 (P175)

ジム・ロジャーズ『ジム・ロジャーズが語る商品の時代』林康史・望月衛訳、2008年、日経ビジネス人文庫 (P175)

フィリップ・A・フィッシャー『フィッシャーの「超」成長株投資』高田有現・武田浩美訳、2000年、フォレスト出版 (P176)

ウィリアム・J・オニール『オニールの成長株発掘法』スペンサー倫亜訳、2011年、パンローリング (P177)

ロバート・P・マイルズ『最高経営責任者バフェット』木村規子訳、2003年、パンローリング (P195)

ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド『ピーター・リンチのすばらしき株式投資』三原淳雄・土屋安衛訳、1996年、ダイヤモンド社 (P198)

「まず身近なところから始める」というピーター・リンチの視点は、何千もある上場企業の中から自分で調査する企業を見つけ出すという点におかれていることを忘れてはなりません。(P200)

PERは世間で頻繁に取り上げられるほどには投資尺度としての有効性はない (P211)

などなど、為になったこと、読んで見たい本など、たくさんありますね。

シクリカル銘柄は、割とすんなりと馴染みがある感じですかね。

コロナ、戦争、異常気象・・・防ぎようがないけど、知恵を絞って乗りこえた奴が勝つ・・・経済というのは奥が深いです。

空母いぶき

空母いぶき

公開は2019年の5月でしたね。

初めて映画版を観ました・・・。

原作では中国軍が相手でしたが、

本作では ちゅ の字も出てきません。

突如名乗りを上げた新興国家が、

空母や潜水艦を保有する設定が意味不明。

作戦行動中の艦上の自衛官のやりとりが、

とろすぎて艦が沈んでしまいそうですよ。

せっかくの日本の豪華俳優陣なんですが、

監督以下の制作陣が台無しにしています。

覚悟もリスクも平和を守る心も厳しさも、

本作品からは中途半端なものしか感じず。

なにがやりたいんだか、伝えたいんだか、

久々に酷い作品を観させられた感想です。

映画館で観ていたら怒りだしたかもねぇ。

レンタル代、返してもらいたい気分です。

Capitalism : A love Story

キャピタリズム~マネーは踊る~

公開は2009年9月、日本公開は2009年12月。

監督/製作/脚本/キャストはマイケル・ムーアさん。

発表当時は話題になった作品でした。

本作品の後半、

もし彼が生きていたら
米国民は人種に関わらず
雇用の権利を得ていただろう
最低限の賃金も 国民皆保険も
十分な教育も 手頃な値段の家も
有給休暇も 妥当な年金も・・・
どれも未だに実現していない
米国民にはどの権利も保障されていない

だが欧州や日本では
どれもが保障されている
一体なぜだろう?
戦後ルーズベルト政権の人々は
欧州へ渡りその復興に尽くした
その間に敗戦国では
新しい憲法が制定された
ドイツ イタリア 日本だ
イタリア憲法では男女平等の権利が保障
1947年の当時にだ
ドイツ憲法では公益のために私有財産や
生産手段を国が用いる権利がある
日本の憲法では
すべての労働者に団結権がある
国民には学問の自由も保障されている

65年後の今も
米国はルーズベルトが願った国には程遠い

との語りは、印象に残りました。

ルーズベルト大統領(真珠湾当時)は、
日本人には嫌われている大統領ですが、
マイケル・ムーアさんをはじめとして、
米国民には人気の大統領のようですね。

米国が負かした国々に新憲法を創って、
いわば実験国が米国よりいい国になる。
なにか面白いめぐりあわせだなと思う。

奥の松 純米吟醸 生原酒

28:奥の松 純米吟醸 生原酒
奥の松酒造(福島県二本松市)

美味い!

さすがだね~。

生原酒の味わいもありながら、
品のいい飲みやすいお酒です。

吟醸の痺れる美味さあり!

くう~ (⋈◍>◡<◍)。✧♡

☆をつけさせてくださいね。

ごちそうさまでした。

空母いぶき GREAT GAME 1

55:空母いぶき GREAT GAME 1
著者:かわぐちかいじ
協力:八木勝大
   潮 匡人
   惠谷 治
発行:2020/7
(ビックコミック2020/1号~8号)
BIG COMICS 小学館

空母いぶきの続編ですね。

今度の敵はロシアか?

アメリカほか各国との駆け引き。

どうなることやら・・・。

PRESIDENT2020.7.31

プレジデント2020.7.31号

コンビニで目についたので買って読んでみた。

気になった記事は、

〝スーパースプレッダー〟を見つけて隔離し、治療を施せば、PCR陽性者は社会に出ていいのです。(P3)

日本の一人勝ち、これが日経平均4万円のシナリオだ
アフターコロナの世界ではデジタル化とネット化が融合した働き方の大改革が起こります。(中略)AI(中略)ロボット(中略)積極財政が強力に後押しする。(中略)生産性が飛躍的にアップして、世界のなかでも高い経済成長率を日本は達成する(中略)5G(中略)DX(デジタルトランスフォーメーション)(中略)企業業績の大幅なアップが期待(P16~17)

神風吹くか⁉日本、大復活への道のり
「このまま国債残高が膨らみ続ければ、日本はいずれ破綻する」と心配する人は、日本には国債残高が897兆円ある一方で、対外資産残高が1018兆円もあることを知ってください。世界各国に一番お金を貸してあげている国がどうして破綻などするのでしょう?
税収の範囲内でしか支出できないという「プライマリーバランス」の考え方こそ、世界恐慌時の「金本位制」に通じる大いなる誤解です。(P35)

今回のコロナショックは新卒一括採用から、新卒の通年採用への大きな変化の契機になるともいえます。(P40)

首相のところには、毎日、夥しい数の判断案件が持ち込まれる。政府の優秀な職員が考えても考えても判断がつかないような案件について、最後、首相の判断が求められる。
メディアに出ているコメンテイターなどのインテリたちならば、「難しい問題ですね」「じっくりと議論しなければならない問題です」とお決まりのコメントで逃げることができるが、首相はそうはいかない。短時間で、場合によってはその場で判断を下さなければならない。(P103)

「世の中の問題解決をするデザイナーの時代から・・・(中略)・・・問題提起型のアーティストの時代に変わろうとしている」
アート思考
ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法
著者:秋元雄史
プレジデント社(P116~117)

〝香港に代わり東京が金融センターになる日〟(P122)

世界のエリートはなぜ「イスラエル」に注目するのか
著者:新井 均
東洋経済新報社(P136)

読み終わって、
次号は、7月22日(水)発売・・・って、

古いの買ってたわ( ^ω^)・・・

自転車が見つかりました

2018年9月4日の記事で、次男坊の自転車が福生のファミレスで盗まれ、その数時間後に昭島警察署から犯人を捕まえたと連絡が入り、戻ってきた次男坊の自転車でした。

しかし、2020年の1月に今度は福生のファーストフード店前で盗まれてしまい、今度は出てこないと諦めていましたが、なんと6カ月後の本日、自転車が見つかりましたよと交番から連絡が入りました。

当初、警察からの電話に、何事かと驚いていた家族でしたが、盗まれた自転車が出てきたと知り、安堵の表情に。すぐに取りに行きます。

カゴが無くなり、防犯登録,高校の校章,名前のステッカーは剥がされていましたが、他は大丈夫なようです。状況からいったら極めて悪質ですね。出来心のちょい乗りならそこまではしないでしょうから。盗まれた後は使用されていたのでしょうか?

車体ナンバーから所有者が判明したようです。

2度も盗まれ、2度とも戻って来るとは、なんて強運な自転車なんだろう・・・そう思い、サドルを撫でましたよ。お帰りなさい。

福生警察署秋川駅前交番の皆さん、ありがとうございました。