恋は雨上がりのように10

恋は雨上がりのように10
著者:眉月じゅん 発行:2018/5
小学館

恋雨の10冊目、最終巻でした。
ついに終わってしまいました。
表紙の笑顔、最高ですね!!

 

〝許せない気持ち〟
〝手編みのマフラー〟
かつては自分も
そんな世界で
生きていたはずなのに。
今はその
純度の高さに、
息すらうまく
できなくなる。(P105~106)

嫌です。
嫌です。
嫌です。
嫌です。
嫌です。
あたし帰りたく
ありません!(P136~137)

君にも
あるんじゃないのか?
待たせたままの・・・
季節の続きが。(P141)

 

なんて美しい作品なんだ。
主人公の少女も美しいけれど、
それを見守る店長こそ奇跡の存在。

欠点だらけの男だとは思うけれど、
人として一番大事な部分が備わっている。
こういう部分は真似のできない人柄だね。

きっと、心ある者は、見抜くと思う。
だからこそ、17歳の少女が恋したのだ。
45歳のオジサンに・・・。

な~んて、そんなことを思いましたよ。

大変に素敵な作品でした。
物語の余韻に浸っています。
二人のこれからの活躍に、
想いを馳せながら。

(2018年の57冊目)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です