まんが アフリカ少年が日本で育った結果

まんが アフリカ少年が日本で育った結果
著者:星野ルネ 発行:2018/8
毎日新聞出版

近隣諸国間で人種差別をしているけど、
近隣諸国故の人種差別かも知れないけど、
そんなもんぶっ飛ぶぐらいの違いだね。
逆に違いすぎていいのかも知れないけど。

職場で本を開いて読み始めたとたん、
楽しい絵と面白い文章でツボにはまって、
笑いが止まらなくなってしまって・・・。
怪訝な顔の同僚に説明しなければならず。

それでも笑いが止まらなくて困りました。
著者の明るさが本を楽しくしてるのかな。
間違いなく世界はひとつに向ってゆくし、
いまの国の感覚がいつか地球全体になる。

アフリカのお母さんと日本のお父さんに、
育てられたのはアドバンテージだと思う。
日本人らしいって、いったい何だろうね。
100年後、日本は州になっているかも?

 

コンプレックスは
モチベーションに昇華できる (P22)

あなたはもしも子どもが
墓石の上でおやつを食べ
ジャンプして遊んでいたとしたら
「ちょっとあなた達!」
とならないだろうか?
僕はカメルーンの祖父の墓の上で
遊んでいる子ども達にそう感じてしまった
すると村の青年が「カメルーンでは孫が
祖父母のお墓で遊ぶのは先祖との交流を
意味する良いことなんだよ」(P29)

お皿の上にはさっきまで元気に歩き回って
いた鶏の変わり果てた姿があった
俺が大人しく魚を食べていれば今もそこで
豆粒をついばんでいたこの鶏
この時 本当の・・・ 本当の・・・心からの
いただきます を言った (P70)

働いている時は大変だけど
客になった時は極楽な日本
働いている時には気が楽で
客になったら少々不便な国
世の中、一長一短なことが多い (P76)

僕達は普段話している言葉の性質に
操縦されているのかもしれない (P113)

生きている限り誰だって
堕ちてしまう可能性がある
闇に堕ちた人の道しるべになるのは・・・
自分を愛する人の光
必要としてくれる人の光
信じてくれる人の光 (P123)

 

とても素敵な作品でした。
隣の国とギスギスしているこの頃ですが、
日本について想うことがある方など、
本作品を読んでみてもイイカモ!
(2018年の58冊目)

漕ぎながら、本読み、勉強、食事など、
一石四鳥?で楽しいよ‼ ( ´艸`)

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