小さいことばを歌う場所
著者:糸井重里
発行:2007/04
ほぼ日刊イトイ新聞
とても美しい本。手に取って、持ちやすいし、質感はいいし、楽しい。
ページの角は丸く、ページの外側はブルーで、よく考えられています。
読んでみて 気になっちゃった ところ
「わかってもらおうとすること」と
「わかろうとすること」、
このふたつがなかったら、面倒もないだろうけれど、
明らかに血のめぐりが悪くなって、死に近づいていく。
生きているというのは、絶えざる更新なのだから。(P031)
よく、思うんですけど、
これから冬に向かうときの「寒いですねぇ」と、
冬になって、これから春だっていうときの
「あったかくなりましたねぇ」とは、
どっちが寒いんでしょうかね?(P102)
なんでもないような言葉なんだけど、とても奥深い言葉だと。
ウ~ンって唸ってしまいました。そういう言葉、たくさんあったけど。
(2017年の40冊目)