小さなトロールと大きな洪水

小さなトロールと大きな洪水

著者:トーベ・ヤンソン

訳者:富原眞弓

発行:1992/6 (1945)

講談社

この本の原案が書かれたのは1939年の世界大戦中で、ムーミン物語はもともと、自分のために書きはじめたものだったが、友人のアートス・ヴァルタネンから、「書きあげて さし絵をつければ 出版できるかもしれないよ」と励ましを受けたトーベは、物語の続きをかき上げ、挿絵をつけて、1945年に発表されたそうです(『ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン』著:トゥーラ・カルヤライネン 訳:セルボ貴子・五十嵐淳 河出書房新社 P158~160 より)。

トーベ・ヤンソン初の著作で、記念すべきムーミンシリーズの最初の作品となりました。

読んでみると、物語は暗い影や不安に覆われていて、これは戦争の影響であるとかいわれていますが、なにかフィンランドっぽいなぁと、やたらと陽気すぎてついていけない(笑)アメリカなんかと比べると、なんか親近感がわくような気がしてホッとするような・・・。

ムーミンシリーズを読むことが楽しみです。次作はもう入手済です!さて。

(2019 年の24冊目)

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