69:村上世彰、高校生に投資を教える。
著者:村上世彰
発行:2020/7
角川書店
村上ファンドで一世を風靡した村上さん。
当時は悪役に仕立て上げられていたけど、
世界基準では異様だったのは日本だった。
時代は変わって、村上さんの時代が来た。
ホントに天才のDNAは凄いと思います。
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自分の投資している会社が社会にどう役立つのか、あるいは自分の投資行動が社会にどう役立つのか、(P002)
①世の中の動きを知る。 ②社会の役に立つ ③お金を増やす(P017~018)
でも、やはりお金は儲けた方が良いです。これは絶対です。(P052)
投資理由を合理的に説明ができるようにしてから投資するということが大前提です。(P067)
どの会社が生き残って、その分野の成長を享受できるか、(P085)
優良企業であろうと、割高になった株は買わず、十分に割安になったと判断できるところで買うことです。(P088)
「上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ」(P141)
「落ちてくるナイフはつかむな」(P142)
売りタイミング(中略)①十分に目標を達したと判断した時 ②シナリオが間違っていたと判断した時(P143)
私は日本経済も日本株も将来的に、かなり状況が良い方向に向かうと思っています。いや、かなり良い方向に向かわせることができると思っています。(P159)
企業が稼いだお金をきちんと成長投資か株主還元へと回せば、社会の中をお金が巡り、好循環が生まれるのです。(P167)
日本でも欧米並みにコーポレート・ガバナンスが浸透して資本の効率化が進み、ROEが15%程度に改善していけば、株価もかなり大きく上昇するでしょう。(P170)
究極の幸せは「ミッション」を追求して生きること(中略)ミッションとは「できるかどうか分からないぐらい難しいけれど、一生をかけてやり遂げたいこと」「他の誰かではなく自分がやらなくてはならないと思えるようなこと」です。(P179)
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上記のほか、いろいろ感銘を受けました。
村上さんが言うと、説得力がありますね。
本書を読んでから株式投資のスタイルが、
チャート⇒株価⇒銘柄 で検討したのが、
銘柄⇒株価⇒チャート に変わりました。
そしたら精神的にも成績的にもいい感じ。
投資家の社会的役割って大切なことだね。
スランプだったけど、脱した気がします。
村上世彰さん、ありがとう!