トレードで行き詰まったときに読む本

トレードで行き詰まったときに読む本
自分を知ることから始まる相場心理学
著者:マイケル・マーティン
監修:長尾慎太郎
訳者:井田京子
発行:2023/11
パンローリング

読んで気になったところ

勝ちトレードは保有し続け、負けトレードは損切りする。そして、リスクを管理し、逆指値注文(ストップ注文)を活用し、自分のシステムを使い続け、ニュースは無視する、(後略)P8

私の経験では、新しく建てたポジションが逆行すると、その動きは続くことが多い。良いトレードは、たいてい最初から利益が出るものだ。P30

(前略)トレーディングをしているときに気づいた感情をすべて日記に記録しておくとよい。P32

「結局、負けが負けを呼びます。負け始めると、心の中のマイナス要素に火が付き、悲観的な気持ちになります。トレーディングには集中力が求められ、そのためには事前の準備が必要です。(後略)」P97

ジム・ロジャースの言葉を借りれば、「含み損などというものは存在しない」。大きな損失も、最初は小さい損失だったはずだ。10%の損失は、2%の損失や5%の損失を経てそこまで大きくなったのだ。負けトレードは、のど元に迫るまで待たずに、膝の高さぐらいで損切りしてほしい。

トレーディングで利益を上げるには、小さい損失を受け入れること(もしくは何もしないで勝ちトレードを伸ばすこと)しかないことを理解していれば、気持ち良く小さな損失を受け入れられるだろう。P193

うまくいったことは必ず記録してほしい。成功トレードが今のあなたを導いてきてくれたのだ。さらに、朝の15~30分を使ってこれらのことを考え、自分をプラス思考にセットする時間を作ってほしい。P200

ひとつのツールや手法のスペシャリストになるということである。P204

人間の脳はすべてのインプットに反応するが、なかでも自分自身のために作り上げたインプットに最も反応する。自分が使いたいインプットを書き溜めていけば、利益を上げるために自分が望んでいる道が見つかる。P205

ウォーレン・バフェッドでさえ、PERが高すぎるという理由でマイクロソフトやアップルを買い損なった。自分の考えが正しかったことに「世界中の人もいずれは気づく」と思うのはあまりに傲慢だ。株や商品の価格はマーケットが決めるもので、アナリストが判断するものではない。P232

 タイトルのようにトレード関連の本なのですが、多くの事に共通する教えだなぁと思いました。

 最近は非効率な日常生活に忙殺されて、なかなか本を読む気にもなれなくて、積ん読の蔵書が増えてしまいましたが(読もうと思って買っても読めていない・・・笑)、今年は時間を作って、積ん読の蔵書を読みたいと思っております。

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