ひよこちゃんポーチ

お昼時のコンビニで、カップラーメンの陳列棚に何気に目をやると、
ひよこちゃんポーチが箱にはまってかわいく並んでいるではないか!
なになに、チキンラーメンを二つ買うと、貰えるって書いてあるう!
ひよこちゃんポーチ、欲っしいぃ~~~~ということで、店員さんに
「これ、貰えるよね?」と念押しして、チキンラーメンを二つ購入!
日清さんの販促の術中にあえて飛び込んでみたよ!嬉しいじゃ~ん!

思い返すと黄色い小物に割と目がないような気がする。黄色が好き!
僕の職場では、缶コーヒーについていたC3POや、ひよこちゃん達に、
囲まれて、応援されているような、癒されているような気がします。

割と僕、お子様ですかね?アラフィフなんですけど。まぁいいか^^;

星空の 谷川俊太郎 質問箱

星空の 谷川俊太郎 質問箱

著者:谷川俊太郎
発行:2018/01
ほぼ日

表紙の美しさに一目ぼれ。
満天の星空が、見渡す限りに広がっている深夜の道は、夢の世界だ。
トンネルから抜け出た赤いトラックは、夢を運んでいるのだろうか。
世界のすべては質問からはじまる。
広い公園の芝生の上に寝転んで、お星さまに質問してみたいな。
少年のあの日の頃のように。
な~んて気にもなるってもんです。

 

読んでいて 心にぐっときた部分

質問8-答より まず「孤独死」というようなマスメディアが作ったコトバをココロから追い出してしまうことですね。人間はみなひとりで生まれてひとりで死ぬわけだから、孤独は死につきものです。死は万人に平等だと思っていれば、どんな死に方をしても人と一緒だと思いませんか?特別な死なんてないんです。(中略)もっと野放図に生きることを楽しむ方法を見つけてほしいなあ。(P29)

質問13-答より 悔いなく生きるには、すべてのことをそのときその場で、一所懸命に自分の能力いっぱいにやることだと思います。でもね、何一つ後悔せずに死ぬ人がいるとしたら、その人は聖人か極悪人のどっちかじゃないかなあ。(P41)

質問15-答より  なりたい大人が見つからなかったら、とりあえずいい大人、自分のことより、人のためになることを考える大人になろうとするのがいいと思う。そうするとね、顔も人に好かれるようないい顔になるんじゃないかなあ。(P49)

質問18-答より  あのね、理想ってのはあり得ないからこそ理想なんだよ。実現するはずのないことに向かってあせらず一歩一歩生きていく、その方向性にエネルギーがあるんだと思う。(P77)

質問30-答より あのね、自分の寂しさにかまけていると、寂しさはなくならないよ。そういうときは他人のために何かするんだ、ボランティアでもアルバイトでも。そうやって自分を他人とシャッフルして忙しくする。人間てエゴイストの一面もあるし、人のためになることが嬉しい一面もあるんだよ。(P83)

質問31 ぼくはおっぱいがだいすきです。おっぱいのなかにはしあわせがつまってるとおもいます。谷川さんはなにがはいっていると思いますか?(ともくん6歳)
谷川さんの答 ともくん、いいこと言うねえ!ぼくはおっぱいのなかには、しあわせといっしょに生きるちからがはいっていると思います。(P85)

(2018年の 8 冊目)

BEGIN ① ② ③

BEGIN ①
作:史村 翔 画:池上遼一 発行:2017/08 小学館
( 表紙裏より )
傾きかけた日本に点火する、憂国の極道×官僚 !!

BEGIN ②
作:史村 翔 画:池上遼一 発行:2017/08 小学館
( 表紙裏より )
とことん追い詰めねェと、人も国も変わらねェ !

BEGIN ③
作:史村 翔 画:池上遼一 発行:2017/12 小学館
( 表紙裏より )
これからの日本は、若い者を年寄りが背負うんだよ !

 

社会の問題を知るのに、漫画ってのは結構ありだなと、思うね。

 

(2018年の 5 ~ 7 冊目)

繁盛店の教訓 小さくても元気なお店

繁盛店の教訓 小さくても元気なお店

著者:たかはた けいこ
発行:2009/01
商業界

図書館蔵書の放出本(リサイクル本)で、小さくても元気なお店 という副題に目が留まって手にしてみました。発行は9年前で地方の小売情勢は更に厳しいと思われますが、楽しく読ませていただきました。

 

読んでいて ぐっときた 部分

 良い要素などひとつもないと思われる商業環境で、生き残っている店は漫然と店を開き、商品を並べているのではない。ひらめき、アイデア、持続力、努力。それらを積み重ねている店だけが生き残ることができるのだと改めて教えられた。
 「私たちの商売は何千、何万人を相手にしなきゃいけないものじゃない。景気なんて関係ないって思わないとやっていけない。五、六百人のお客さまとの信頼関係をしっかりつくれるか否かだけ」
 最初のころ、伺った店のオーナーさんの言葉が胸に残っている。(P5~6)

 「人との出会いって不思議だなって、思うの。この十年で考えさせられたことは多かった。一番、良かったと思うのは誰も損をしていないこと。そうして、地域の若い人たちと毎日、触れ合うことができること」(P61)

 「商いは飽きない」(P78)

 試練も新たな発想を生む糧とする
 基本はお客様に喜んでもらいたいという気持ち(P79)

 「まとめて解決しようとするから、かえって面倒になる。ひとつひとつを解決していけば、結果は見なくてもわかる。どんな数式でもプラスが並べば、結果はプラスです。マイナス部分を分析するのです。どうして結果がマイナスになるのか、それは数式の一部にマイナスになる要因があるからです。そこを見つけて改善するのが経営者だと思っています」(P104)

 先刻のお客さまのように足りないアイテムを売っている店と金額が書かれているのだ。
 タカコさんの店の顧客は五百人を超えているという。ひとりひとりの顧客カードには過去の買い上げ商品はもちろん、需要の目的(結婚式、国内旅行、海外旅行、入学式、卒園式)が時系列的に書き並べられていて、同時に他の店舗から調達した靴やバックまでイラスト入りで描かれている。
 お見事というしかない。(P216)

 

アップルハウスという婦人・子供服ブランドの社長さんの書かれた本。名前はたしか聞いたことがあったと思う。インターネットで調べてみると、アップルハウスというブランド名に相応しい、シンプルでお洒落な優しい雰囲気の、上質で良心的な服がたくさんあって、大好きな人に着てほしいような、そんな素敵なブランドですね。

(2018年の4冊目)

マンション管理実践マニュアル

マンション管理実践マニュアル

著者:中島猷一
発行:2005/04
PHP研究所

図書館蔵書の放出本(リサイクル本)で、ちょうどマンションの管理について興味がありましたので、ありがたく手にしました。発行は13年前と、細かい部分では法改正等で変わっている部分もあるとは思われますが、興味深く読ませていただきました。

 

読んでいて特に気になった部分。

積立金の20%前後を10年目の大規模修繕工事に使い、あとの80%は将来のために残しておくのが上手なマンション運営である。(P42)

(前略)不思議なことがある。マンションの築年数が10年経ったら「大規模修繕工事」をすると決めていることだ。日本の法律に、マンションの築年数が10年経ったら「大規模修繕工事」をやりなさいとはどこにも書かれていない。(中略)積立金を使ってしまうと、明日からのマンション運営は真っ暗だ。それよりはマンションの建替えに向かって積立金を残したほうが、マンションの将来にとっていいはずである。(P48~49)

エレベーター点検 - 毎月行う必要は本当にあるのか(中略)2か月に1回とか3か月に1回にしてくださいと、マンション住人がはっきり言うことが大切だ。脅かしに負けないマンション住人になってほしい。(中略)浮いた(中略)万円は積立金に回すことができる。(P52~54)

よい管理会社になる三つのポイント(中略)マンションの積立金が多くなることを一番に指導する管理会社になってほしい。第二に個人負担のないマンションの建替えを教えていただきたい。第三に、マンション住人がこのマンションに住んで、生活して本当によかったと思ってもらえる管理をお願いしたい。(P64~67)

〔提言〕資産価値が下がらないマンション(P98)
 ●管理・運営について
  ・役員がマンション管理に真剣に取り組んでいる
  ・積立金が将来にわたり保障されている。
  ・信頼できる管理会社がサポートしている。
 ●建築基準について
  ・床の厚さが30センチ以上ある
  ・ストレッチャーが余裕をもって入るエレベーターを備えている
  ・廊下は2台の車椅子が余裕をもってすれ違うことができる
  ・将来的にメンテナンスができるつくりになっている
  ・共用スペースが完全にバリアフリーになっている
 ●周辺の環境について
  ・駅・病院・学校(義務教育)が近い
  ・周辺のセキュリティ(防犯)がしっかりしている
  ・緑がある

少子化問題を解決する方法 - 私の提案(P102)
 提言11 子供を3人生んだ家族は無税にしよう
 提言12 子供を4人生んだ家族は消費税も免除しよう
 提言13 子供を5人生んだ家族には人も羨む住居を与えよう!

 

本が発行された2005年当時より13年が経過し、改善した部分もあるし悪化した部分もある。世の中の価値観も変わります。マンション(海外ではアパートという)は、都市の人口密度を保つ有益な居住形態だと思いますが、空室が増えれば巨大な不良資産となります。マンションと少子化というのは一見繋がりませんが、実は密接に繋がっています。というより、少子化はすべての問題に繋がっていますので、正しい少子化対策に国の手厚いサポートが早急に必要な段階に来ていると思います。

(2018年の3冊目)

子どもたちの夢と幸せをつくる「絆」

子どもたちの夢と幸せをつくる「絆」
福井県のある小学校校長が語ったこと

著者:赤星 昇
発行:2017/11
文芸社

著者の赤星昇先生は、僕が小学5,6年生のときの担任の先生です。
先生の初任校の当時の 立川第九小学校 が懐かしく思い出されます。
先生はクラスの歌(うでくむわれら)をつくってくれて、それを歌ってくれたり、皆で歌ったりしました。
僕がクラスのある子をいじめた時「なぜそんなことをするのか?」との先生の問いに、つい「だって、いじめたくなっちゃうから」と言ってしまったとき、目に涙を溜めて本気で叱ってくれたこと、今にしても本当にありがたい気持ちです。
放課後、教室の片隅でクラスメイトと戦艦大和やゼロ戦がかっこいいというような話をしていて、そこへやってきた先生から「人殺しの道具のなにがカッコイイのか?」との指摘に、一同黙ってしまったことがありました。考えてみたら確かにそうでした。
クラスのみんなで、先生の故郷の福井に二泊三日で押しかけましたね。海の中で黒い岩だと思って立ったらそこはウニだらけの岩で、足が血まみれの棘だらけになって、棘を抜くのがまた痛くて悲惨(笑)でしたが、それも楽しい思い出です。夜、墓地もあるようなひと気のない原っぱで肝試しをしましたが、風で揺れる柳や草の音ぐらいで本当に怖くて、今でも記憶に残っています。
僕は漢字が苦手でしたが、社会や理科は大好きでしたし、僕一人だけ100点なんてこともあったぐらいです。その2教科だけは(笑)解らない人に教えてあげた記憶があります。もしかすると先生に褒められて、自己肯定感があったのでしょう。
振り返ってみると、僕にとっての赤星先生は、やはり特別な先生です。今にして思えば他のクラスの担任の先生もがんばっていたとは思うけれど、特に先生のクラスは生徒や保護者も含めて輪が出来ていたし、先生のことが皆大好きだったと思う。

1977年頃、右端のちょっと ひょうきん なのが僕(マッチャキ)。
たぶん先生のギターを借用(笑)。
ちなみに他の3人さんは皆すごく立派になったと風の便りで!

 

読んでいて ぐっと きたところ

スポーツを通して仲間との絆が深められていき、仲間とつながりあうことの大切さというものを学んでいくことができるはずです。(P24)
私は、幸せになる、というのは、みんなの幸せのために力を尽くす中で自分も幸せになれる、ということだと思っています。(P41)
中国でつくられた『山の郵便配達』という映画があります。(P55)
しつけも勉強も大切なことですが、子どもたち自身が、自分は大切な人間なんだ、存在価値のある人間なんだ、という自己肯定の気持ちを子供の心に育てていくことが、子どもたちの成長のために何よりも大事なことです。(P60)
だれにどんなことをしてもらったときに自分は幸せを感じたのか、そして、自分はどのようにすれば困っている人や悩んでいる人、苦しんでいる人たちの手助けができるのか。(P103)
だれかのために、みんなのために、自分ができることを考えて実行する。(P110)
勉強というのは『好奇心』がわかないと身が入らないものだということです。(中略)今、勉強していることが自分の生活や体験したこととどのようにつながっているのか、をよく確かめながら学んでいくことです。(P128~129)
人間って年ではない、将来に希望が見えてくれば人間はこんなに前向きになれるのだ、ということを学んだとのことでした。(P143)
教師という仕事は、喜びよりも悔いの方がはるかに多い仕事なのです。(中略)「教育」もまた「教育」を必要としているのです。(P153)
万葉の昔から言われているように、まされる宝は子ども以外にありません。いつの時代であっても、子どもたちは私たちの未来であり、希望であると思います。(P158)

ドロシー・ロー・ノルトさんの書かれた『子供が育つ魔法の言葉』

 批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる
 なぐられて大きくなった子どもは 力にたよることをおぼえる
 笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
 皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心の持ち主となる

 しかし、激励を受けた子どもは 自信をおぼえる
 寛容に出会った子どもは 忍耐をおぼえる
 賞賛を受けた子どもは 評価することを覚える
 フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
 友情を知る子どもは 親切をおぼえる
 安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
 可愛がられ 抱きしめられた子どもは
 世界中の愛を感じ取ることをおぼえる (P165~166)

『子育てハッピーアドバイス』シリーズの10冊ほどの本です。(P169)
他人のことを思い、他人のために役立つことができることぐらい、人間にとって誇らしくうれしいことはないと思います。(P171)
悔いることがいっぱいあり、不完全ではあるけれども、子どもたちに信頼を寄せ、教師として、子どもと共により新しい自分に成長していける人間であり続けたいという誠実な思い、これがより未熟で発展途上の子どもたちとの間に、確かな〝信頼の水路〟を開いていくものなのではないでしょうか。そして、この不完全さの自覚こそ、多くの人たちとのつながりや絆を生み出していくものではないでしょうか。(P195)

 

僕は思うんですけど、大学の先生の方が小学校の先生よりもなんか偉いような雰囲気や待遇があると思うのですが、実は小学校の教育こそ、人を育てる上で大切なんじゃないかと思うんですよね。専門知識とか高等教育とか大学の教育の凄いところはあると思うんですが、人を育てるという面ではやはり基礎中の基礎の小学校の教育こそが難しいし大切なんじゃないかと思うんです。ですから、先生の待遇や地位や権限の改善を含めて、国は小学校教育にもっと力を入れ、それを国民は注目する必要があると思う。

仕事でとある市の小学校の設備の検査で各小学校を巡回したことがありますが、街中の小学校に比べて山間の小学校の生徒の礼儀正しさには驚いたことがあります。校内で会えば一業者に過ぎない我々に「こんにちは」と生徒から積極的に挨拶してくるのです。なぜなのだろうかと考えると、先生に対して生徒の数が少なくコミュニケーションがとれていること、集落に子供は少ないが集落に大切に育てられていることなどが伝わってきました。その集落で生まれ育った人達の郷土愛は、街中で育った人達よりも深いものがありました。

僕が以前、失意のどん底にいたとき、出会った言葉があります。
学びは光なり 無学は闇なり
という哲学者ソクラテスの言葉です。
苦しくても、学ぶ機会や気持ちがあれば、必ずや光に照らされる。
けれども、学ぶ機会も気持ちもなければ、暗闇に落ちてしまうだろう。
だから僕は、忙しい合間でも、なにか学び続けなければならない。
その時、そう思ったのです。

僕にとって、小学校というのは、光り輝く学び舎 だったと思う。
赤星先生に出会えてよかったと、不出来な教え子ですが感謝しています。

是非、この本を多くの皆さんに、特に先生の教え子の皆さんには読んでほしいと思っています。

(2018年の2冊目)

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
著者:河合雅司
発行:2017/06
講談社現代新書

読んでいて特に気になったところ

東京を含めたすべての自治体で人口が減る。日本が消えてなくなるかもしれないといわれているときに、一部の自治体の人口が増えただの、減っただのと一喜一憂している場合ではない。(P4)
「結婚するもしないも、子供を持つも持たないも、個人の自由だ」と語る人々が増え、子供が生まれなくなった社会の行き着く果てに待ち受けるのは、国家の消滅である。(P9)
スカスカになった日本列島の一角に、外国から大量の人々が移り住むことになれば、武力なしで実質的に領土が奪われるようなものだ。(P10)

なぜ働き盛りの介護離職が増えたのだろうか?背景の1つはもちろん少子化である。(P52)
政府が追い求めるような、社会保障サービスを充実させながら、負担はある程度までで抑える「中福祉中負担」は幻想にすぎない。(P65)
2033年、全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる。増大する「老いる家」のせいで街の景観は崩れ、治安も悪化してゆく。(P93)
2035年、「未婚大国」が誕生する。男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚。(中略)1970年の生涯未婚率は男性1.7%、女性も3.3%に過ぎなかった。(P98~99)
2042年、高齢者人口が約4000万人とピークに。就職氷河期世代が老い、独居高齢者が大量に生まれる2042年こそ「日本最大のピンチ」。勤労世代は1200万人以上減る(P117)
2045年、東京都民の3人に1人が高齢者に。東京圏でも限界集落が続々出現。東京郊外はゴーストタウン化してゆく。(中略)大都市部では総人口はあまり減らず、高齢者の実数だけが増えていく。これに対して、地方では総人口は減少するが、高齢者の実数はさほど増えるわけではない。(P122~126)
勤労世帯が減れば、税収増も期待できず、高齢者向け政策を展開しようにも財源が追い付かない。財源問題を解決するには、自治体は税金や社会保険料のアップと、行政サービスのカットを同時に行う「ダブル負担増」に踏み切るしかない。しかも、高齢者は長期的に増えるため、それは繰り返し行わざるを得ない。つまり、大都市部に住み続ける限り、負担増とサービス低下に繰り返し見舞われるということだ。住民の生活水準は低下し、街そのものが活気と魅力を失う。やがて、大都市部の自治体は行き詰まるだろう。(P129~131)
2050年、世界的な食糧争奪戦に巻き込まれる。日本が人口減少する一方、相変わらず世界人口は増え続けて約100億人に。(p132)
2065年~、外国人が無人の国土を占拠する。(中略)外国人参政権を認めるのは致命傷。(中略)外国資本による北海道の水源地などの買収が問題となってきたが(中略)人口減少とは、「国防に直結する危機」との認識を持つことが重要なのである。(P138~)

日本の難しさは、人口減少をもたらす出生率の減少、高齢者数の増加、そして社会の支え手である勤労世帯の減少という、それぞれ要因の異なる3つの課題に同時に立ち向かわなければならないところにある。(中略)では、私を含む「現在の大人たち」は何をすべきなのだろうか。この世代に突き付けられている最大のミッションは、社会の支え手、労働力不足の解消である。(P149~150)
「外国人労働者」「AI」「女性」「高齢者」(中略)労働力の切り札となり得るのだろうか?(中略)4つとも決定的な切り札とはなり得ないということだ。(P149~159)

日本を救う10の処方箋 (P162~195)
「戦略的に縮む」
1. 「高齢者」を削減 高齢者を「75歳以上」に引き上げ
2. 24時間社会からの脱却
3. 非居住エリアを明確化 人口密度を保つ
4. 都道府県を飛び地合併 強味と弱みを補完
5. 国際分業の徹底 得意分野だけに資源を集中させる
「豊かさを維持する」
6. 「匠の技」を活用 目指すは「イタリアモデル」
7. 国費学生制度で人材育成 エリート人材を育成する
「脱・東京一極集中」
8. 中高年の地方移住推進 新天地で青春
9. セカンド市民制度を創設 第2の故郷をつくる
「少子化対策」
10.第3子以降に1000万円給付 優遇される仕組みを導入

 

衝撃的でした。
ですが、知らないでいたよりも、知ってよかったですかね。
お店がポツリポツリと閉まり、街の活気が失われてゆく。
気がつけば、歩いているのはお年寄りばかり。
紅葉マークの車が増え、走行ペースは落ち、無灯火の車や、
一時停止や赤信号に気付かない車も増えてきましたね。
そんなのは、路上での光景なんですが、世も末な感じです。
緩やかに、安定して人口が減っていくことが、必要だと思う。
それには子供が生まれなければ話にならない。
生むも 生まないも 結婚するも 結婚しないも 自由でいい。
けれど、
結婚して子を持ちたくなるような大胆な優遇策は絶対に必要で、
国(国民)が、子育ての金銭面を包括的にバックアップすべきだ。
子供が生まれなくなった社会の行き着く果てに待ち受けるのは、
国家の消滅である。
との冒頭の言葉は、現実以外のなにものでもないのだから。

是非、一読することをお勧めします。

(2018年の1冊目)

鶴岡八幡宮

1/6

鎌倉の鶴岡八幡宮へ、初詣のお参りをしてまいりました。以前は、
毎年お参りしていたのですが、久しくお参りしていませんでした。
JR青梅線・南武線・横須賀線と乗り継いで2時間程、近いですね。
並んで、お参りして、お神酒をいただいて、お札をいただいて、
とても清々しい気持ちになりました。鎌倉まで来てよかったです。
ちなみに長男坊の名前の 頼 の一字は、こちらから頂いております。

門前にあった高島易の誕生日毎の易を取り扱ってた店が見当たらず。
楽しみにして来たのですが、なくなってしまったのは残念ですね。

 

STAR WARS THE LAST JEDI

1/1

スター・ウォーズ/エピソード8/最後のジェダイ を観てきました。

レイ カイロ・レン ルーク・スカイウォーカー レイア・オーガナ BB-8 R2-D2 等々、
新旧キャラクターが登場し、ダース・ベイダー ハン・ソロ の名前が出てきたり、
チューバッカ C-3PO ミレニアム・ファルコン X-ウィング戦闘機 も懐かしいですね。
旧いものから新しいものへ引き継いでいくことの大切さを感じました。
レイ を演じる デイジー・リドリー、
カイロ・レン を演じる アダム・ドライバー、
ルーク や レイア に負けず劣らず、主役顔になってきたなぁと思った。
幼いころの アナキン・スカイウォーカー のような少年がちらりと出てきたりして、
今後が待ち遠しくなるようなストーリーの種が散りばめられていて、
早くも次回作が、スター・ウォーズ ファンタジーが待ち遠しいです。