PATRIOT GAMES

パトリオット・ゲーム
監督:フィリップ・ノイス
原作:トム・クランシー
出演:ハリソン・フォード
   アン・アーチャー
   ソーラ・バーチ
   ジェームス・アール・ジョーンズ
   サミュエル・L・ジャクソン
   ショーン・ビーン
   ポリー・ウォーカー
   パトリック・バーギン
   リチャード・ハリス
   ジェームズ・フォックス
   デヴィッド・サレルフォール
   ヒュー・フレイザー
   J・E・フリーマン
   ほか
公開:1992

ジャック・ライアンシリーズの、
公開順でなく時系列順で観ています。

懐かしい作品ですね。
当時はシリーズを意識せず観ていました。

ハリソン・フォード版もいいですね。
エージェント感がないのがいいと思う。
あくまでも分析官が暴走するという。

アン・アーチャー版のジャックの奥さん。
当時も今も夢のような奥さん像だと思う。
つまり歴代最強のキャシーさんでしょう。
〝ほほ笑み〟に参った男性は多いのでは。

ジェームス・アール・ジョーンズ。
グリーアといえばこの人でしょう。
底知れぬ奥深さ、優しさと非情さと、
秘めたる智謀、低く落ち着いた語り口。
恐いけど、こんな上司に仕えたいですね。
その前に、そのポジションに行けないか。
( ´艸`)

サミュエル・L・ジャクソン出てたのね。
思い出しました~。カッコイイです。

小道具や社会システムに時代を感じたり、
一見して変わらないものもあったり、
公開から28年の歳月を、
これから28年も意識して楽しめました。

Jack Ryan season2

CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン2
原作:トム・クランシー
出演:ジョン・クラシンスキー
   ウェンデル・ピアース
   ノオミ・ラパス
   ジョルディ・モリャ
   フランシスコ・デニス
   クリスティナ・ウマーニャ
   ジョン・フーゲナッカー
   ジョヴァン・アデボ
   マイケル・ケリー
放送:2019

海外ドラマ ジャック・ライアンの続編ですね。

ハウス オブ カードのダグ役で有名なマイケル・ケリーはいいですね。ハゲオヤヂの星です。サンダーバードの人形さんみたいなルックスもGood。どういう役柄なのか、ハラハラしながら観てました。カッコイイね。

ジャックは、元海兵隊員とはいえ、分析官が無双に強くなりすぎた気がします。もはや羊の皮を被った狼という感じではありません。

シーズン3では、ホントはデスクワークメインの分析官なんだけど・・・特殊戦闘員じゃないんだけどな・・・やれやれ俺がやるしかないか・・・というジャック・ライアンが観たいですね。後の奥様のキャシーも出して欲しい。

やるときはやる。心を鬼にして非情になって。戦っている人(国)とそうでない人(国)の価値観や覚悟の違いを感じた作品でした。

平和や富は、何の犠牲の上に成り立っているのか・・・仕事も自然も人間社会も。

Jack Ryan season1

CIA分析官 ジャック・ライアン
原作:トム・クランシー
出演:ジョン・クラシンスキー
   アビー・コーニッシュ
   ウェンデル・ピアース
   アリ・スリマン
放送:2018/8~

海外ドラマです。アメリカです。

レンタルDVDを借りてきました。

こういうドラマを観ちゃうと、日本のドラマは、お子様すぎる・・・なんて思っちゃいますね。

正義について、考えさせられました。

西側諸国側の正義だけでなく、テロリスト側の正義も描いているところが良かったです。

アラブの戦士やその武装勢力のトヨタのピックアップトラックが素敵。

Jack Ryan:Shadow Recruit

エージェント:ライアン

監督:ケネス・ブラナー
原作:トム・クランシー
出演:クリス・パイン
   ケビン・コスナー
   ケネス・プラナー
   キーラ・ナイトレイ
公開:2014/2

ジャック・ライアンシリーズのファンサイトで、映画の公開順でなく、ジャック・ライアンの時系列順でいくとこの順番になる、とあったので、レンタルDVDで観てみました。

ジャック・ライアンもので一番有名な作品は〝レッドオクトーバーを追え〟でしょうか。僕の中ではジャック・ライアンは若き日のアレック・ボールドウィンというイメージです。

007もそうですが、多くの俳優さんが演じられていて、それぞれのボンド、それぞれのライアンが楽しめるのが、シリーズ作品の魅力です。

原作者のトム・クランシーさんの著作〝レッドオクトーバーを追え〟は、文庫本でずいぶん前に読んだことがあります。映画を観た後で原作を読んだ、ということだったと思います。

ジャック・ライアンさんは、分析官が本業なのにやる気を出し過ぎてエージェント的な命の危険にさらされるような仕事に巻き込まれていってしまうというお約束の面白さがあります。温かい家庭を持っている、プレイボーイでなく、博士の学位を持つスーパーエリート、元海兵隊で戦場でのヘリコプターの墜落で生死の境を彷徨って今もトラウマに悩まされていたり、アメリカ合衆国大統領になってしまうし・・・、異色の経歴のヒーローなんです。

というか、庶民(トム・クランシーさん)の夢を体現しているような人ですね。

本作では、上司役にケビン・コスナー、後の妻となる恋人役にキーラ・ナイトレイ、悪役にケネス・プラナーを迎えて、ジャック・ライアン役のクリス・パインが光っていました。

ぼちぼち、このシリーズを観たくなりました。原作も読みたいですね。

エージェントものは、面白い。

ハゲタカ サウンドトラック

ハゲタカ ROAD TO REBIRTH
ORIGINAL SOUNDTRACK
音楽:佐藤直紀
演奏:フェイスミュージック

夜のドライブのBGMに最高ですね。

気分は鷲津政彦になれますよ。

ポルシェじゃなくて、エブリイですけど!

にやにやしながら走ってたから、

冷静に考えるとキモイ男になってたね~!

エンディングの ROAD TO REBIRTH
歌詞:Emily Bronte
音楽:佐藤直紀
 歌:tomo the tomoも入っています!

海賊とよばれた男

海賊とよばれた男

監督:山﨑 貴
脚本:山﨑 貴   守屋圭一郎
原作:百田尚樹
出演:岡田准一   綾瀬はるか
   吉岡秀隆   染谷将太
   鈴木亮平   野間口徹
   ピエール瀧  小林 薫
   光石 研   堤 真一
   近藤正臣   國村 準
   黒木 華
公開:2016/12

映画化は難しかったと思います。

まとめる・・・となると時間が足りない。

還暦の岡田准一さんが渋くてカッコいい!
永遠のゼロも素晴らしい演技でしたが、
本作では、出光佐三 になっていました。

綾瀬はるかさんのシーンが少なすぎるよ!

鈴木亮平さん、ピエール瀧さん、
近藤正臣さん、國村 準さん他、
脇役陣が豪華でした。

原作は2012年の8月に読んでました。

もう8年も前なのですね。

当時の感想文を読んでみると、

海賊とよばれた男 -上-
発行:2012/07
著者:百田尚樹 講談社

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにした波乱万丈の生涯を描いた伝記小説。
明治,大正,昭和の激動の時代を駆け抜けた 今日に至る巨大企業の創業者 は、
すごい人達ばかりだなと、ただ、ただ、感動し、涙してしまいました。
1981年に、95歳で大往生されましたが、
終戦時59歳で、殆どの資産を接収で失い、更に多額の負債を背負った男が、
折れることなく邁進し、それを支えた人達の時代を創った熱い想い・・・。
今日の不景気なんて、不景気のうちに入らないような絶望的な厳しい時代。
昔の人は、す ご い は・・・。
手元にある下巻を読むのが楽しみです。

海賊とよばれた男 -下-
発行:2012/07
著者:百田尚樹 講談社

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにした伝記小説の下巻。

昭和20年8月15日、大東亜戦争(第二次世界大戦)敗戦・・・。
欧米列強国に完膚無きまでに叩き潰された日本。
大半の国内石油企業は、生き残る為に巨大国際石油資本に蹂躙される道を選ぶが、
頑なにメジャーの子会社化を拒む棘の道を選択し、民族企業を貫いた会社があった。

英国に不当に経済封鎖されているイランから石油を輸入することを社として決断。
敵は7人の魔女と呼ばれたスタンダードオイル系の3社,シェル,後のBP,
ガルフ,テキサコ、待ち構えるのは英国海軍・・・って、おいおい・・・すごすぎ!
拿捕や撃沈のリスクの中、最新鋭の自社タンカーが航海してゆくシーンは鳥肌もの。

現代のソフトバンクが国内の既得権益に安泰する業界に戦いを挑むのもすごいが、
当時の出光商会は国際規模でそれをやっていた、といった感じでしょうか。
敗戦後の極めて厳しい時代に、社運の全てを賭けて決断し実行し完遂。
見事というほかありません。

感動しました。

な~んて、旧ブログの
ver.34’s report (FC2) に書いてましたね。

懐かしや。

のぼうの城

のぼうの城
監督:犬童一心
   樋口真嗣
原作:和田竜
脚本:和田竜
出演:野村萬斎  榮倉奈々
   成宮寛貴  山口智充
   上地雄輔  山田孝之
   平 岳大  西村雅彦
   平泉 成  夏八木勲
   中原丈雄  鈴木保奈美
   前田 吟  中尾明慶
   尾野真千子 芦田愛菜
   ピエール龍 市村正親
   佐藤浩一
公開:2012/11

去年の11月24日に忍城界隈を歩いて、映画を観ようと思っていて、間がずいぶんと空いてしまいました。

野村萬斎さん主演ということで、コミカルというか狂言のような活劇を期待していて、作品は想像以上に面白かったです。

8年前の映画で、今は亡き名優や自粛中の方々もいて、一期一会の時間を感じます。

ベースとして史実があって、あり得ること ~ あり得ないことまで、リアルに面白おかしく創作されていて、現代の人達が理解できる作品にするのは、まさにショービジネスだなと思いました。

時代とともに忍城は小田原城の支城となっていましたが、1590年の20000の石田三成率いる豊臣軍の来襲は、いまでいえば中国とロシアの連合軍が新潟から上陸してきて首都陥落寸前ぐらいのインパクトでしょうか。

コロナウィルスなんてかわいいもんかも知れないね。

昔の人達の逞しさは凄いや。

思ったことがある。

戦争は生きる為に他人を殺す。
動物も一緒だ。
戦う理由があり軍法に従って、
生きる為に戦って相手を殺していい。

されど生きる為に他人を生かす。
動物も一緒だ。
互いに生きる為に相手を尊重し、
共存してゆくことが一番大切だろう。

平和が一番。でも、
平和を守る為には強力な武力が必要。

生存競争をしている以上は・・・。

前も言ったけど、宇宙人が攻めてきたら、
地球は一つにまとまるかもしれない。
災い転じて福となす・・・かな。

ハゲタカ

ハゲタカ

2007年の2月から3月にかけて放映されたNHKのドラマです。

DVD6枚を一気に鑑賞しました。

続編の映画版のハゲタカを先に観ていたので、スムーズに観れました。

なるほど、こういういきさつがあったのかと、納得できました。

ドラマを観ていると、実際にあった社会的な出来事が、思い出されました。

鷲津政彦役:大森南朋さん
外資ファンドの代表、通称〝ハゲタカ〟。

芝野健夫役:柴田恭兵さん
銀行エリートで、不良債権処理を進める。

三島由香役:栗山千明さん
テレビ局の記者で、企業乗っ取りを追う。

西野 治役:松田龍平さん
乗っ取られた旅館の息子で後に起業する。
冷たい凶器のようで、面影がありました。

志賀廣太郎さん、嶋田久作さん、中尾彬さん、宇崎竜童さん、菅原文太さん、大杉連さん、松重豊さんらの脇役陣は本当に豪華で、もう皆さん揃っての出演は叶わないのですよね。

なかなか、こういうドラマは民放ではできないですよ。

さすがNHKといったところでしょうか。

素晴らしい作品でしたが、

下請けやリストラが切ないですね・・・。

新聞記者

新聞記者

2019年6月公開の日本映画。

素晴らしい作品でした。

監督は藤井道人さん。

原案は望月衣塑子さんと河村光庸さん。

出演は、
吉岡エリカ(記者)シム・ウンギョンさん
杉原拓海 (官僚)松坂桃李さん
杉原の妻     本田翼さん
吉岡の同僚    岡山天音さん
杉原の先輩    高橋努さん
杉原の元上司   高橋和也さん
  〃   の妻 西田尚美さん
吉岡の上司    北村有起哉さん
杉原の上司    田中哲司さん

望月衣塑子さんといえば著名な新聞記者。
小説も書かれるとは、知りませんでした。
今度、原案の小説も読んでみたいですね。

この映画は、何の予備知識もなく、
レンタルDVD屋さんで選んだ作品です。

映画を観ていて、
実際に起きている事件が頭に浮かびます。

組織と、その歯車の個人の正義について、
考えされられた作品でした。

現実のインターネット上での批判合戦も、
他人事であればこそ好き放題に書けるが、
自分たちのリアルな出来事であるならば、
もちろん僕も組織の論理に従うだろうと。

たとえ黒くても、上からの指示があれば、
白に灰色にしてしまうんじゃなかろうか。
組織や家族の為とか自分に言い聞かせて。

保身というのは生きる本能だと思います。
でも、どこかに一線が、あるのだと思う。
その一線がどこなのか、問われていると。

最後は、腹を括って為すべきことを為す。
そういうことなんだろうなと思いました。

シム・ウンギョンさん、素敵な方ですね。
よくぞ、日本映画に出てくださいました。
日本の女優の悔しがる姿が浮かびますよ。

松坂桃李さんの演技に将来の大器を見た。

タレントだと思っていた本田翼さんを、
初めて女優さんだと意識いたしました。

北村有起哉さんと田中哲司さんの、
バイプレイヤーぶりに感銘いたしました。

よい映画は、考えさせる余韻があります。

テーマを与えていただいたようで、感謝。

空母いぶき

空母いぶき

公開は2019年の5月でしたね。

初めて映画版を観ました・・・。

原作では中国軍が相手でしたが、

本作では ちゅ の字も出てきません。

突如名乗りを上げた新興国家が、

空母や潜水艦を保有する設定が意味不明。

作戦行動中の艦上の自衛官のやりとりが、

とろすぎて艦が沈んでしまいそうですよ。

せっかくの日本の豪華俳優陣なんですが、

監督以下の制作陣が台無しにしています。

覚悟もリスクも平和を守る心も厳しさも、

本作品からは中途半端なものしか感じず。

なにがやりたいんだか、伝えたいんだか、

久々に酷い作品を観させられた感想です。

映画館で観ていたら怒りだしたかもねぇ。

レンタル代、返してもらいたい気分です。